<卓球 WTTコンテンダーザグレブ 6月13日~19日>

本戦3日目の18日、女子シングルス準決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク6位)が、リオ五輪団体銀メダルを獲得しているハン・イン(ドイツ/同8位)をゲームカウント4-0のストレートで破り、決勝進出を果たした。

世界最強のカットマンと言われる39歳のハン。しかし今日の相手は、カット打ちの名手と言われる伊藤だ。国際大会の戦績でも5勝1敗と圧倒している。

試合が始まるやいなや、少しでも浮いたカットを逃さずスマッシュする伊藤。ドライブよりもカットで粘りにくいとされるスマッシュを連発され、ハンはミスを重ねる。

さらにはツッツキやストップでチャンスを伺いながらの強打も巧みな伊藤。セオリーどおり、しっかりミドルをねらって追い詰め、ハンに反撃されてもカウンターを合わせる。

伊藤は盤石の態勢で3ゲームを連取。第4ゲームはやや勝ちを急いでミスが出るも、最後は3球目バックハンドで試合を決めた。

決勝戦はかつてのダブルスパートナー・平野美宇(木下グループ)。決勝戦で"みうみま"対決が実現することとなった。

<WTTコンテンダーザグレブ 女子シングルス準決勝>
伊藤美誠 4ー0 ハン・イン(ドイツ)
11-6/11-8/11-4/11-9