<卓球 WTTコンテンダーザグレブ 6月13日~19日>本戦3日目の18日、女子シングルス準決勝で平野美宇(木下グループ/世界ランク45位)が、シャン・シャオナ(ドイツ/同25位)をゲームカウント4-2で下し、決勝に駒を進めた。39歳にして…

<卓球 WTTコンテンダーザグレブ 6月13日~19日>

本戦3日目の18日、女子シングルス準決勝で平野美宇(木下グループ/世界ランク45位)が、シャン・シャオナ(ドイツ/同25位)をゲームカウント4-2で下し、決勝に駒を進めた。

39歳にして第一線で活躍を続けるシャン。かつて中国が世界を席巻した戦型「ペンホルダー表ソフト速攻型」を今に伝える貴重な選手であり、リオ五輪団体銀メダリストだ。

お互いが卓球台の近くに位置する速攻タイプ。近距離での激しい打ち合いが展開されるなか、先行したのは平野だ。シャンを左右に振り回して11-7で先制する。

第2ゲームも平野はラリーの主導権を握り、攻められてもカウンターを浴びせて11-2で連取。だが3ゲーム目はシャンにバックショートやフォアフリックなど、ペンホルダー特有の技巧で8-11と取り返される。

逆に振り回される展開が増えた平野。必殺のフォアスマッシュも打たれて次も7-11で落とすが、第5ゲームは平野がペンホルダーの泣き所であるバック側を攻めて11-3で奪う。

王手をかけた6ゲーム目は、平野が再び両サイドを攻めて抜け出す。そのまま波状攻撃で11-2に達して勝利。決勝に進んだ。

逆の山からは伊藤美誠(スターツ)が勝ち残っており、決勝での"みうみま"対決に期待が集まる。

<WTTコンテンダーザグレブ 女子シングルス準決勝>
平野美宇 4ー2 シャン・シャオナ(ドイツ)
11-7/11-2/8-11/7-11/11-3/11-2