J2リーグは6月11、12日の第21節で連戦を終え、全日程の半分を消化。18日からは後半戦の突入する。ここで前半戦のベ…
J2リーグは6月11、12日の第21節で連戦を終え、全日程の半分を消化。18日からは後半戦の突入する。ここで前半戦のベスト11を選定する。
選考基準として、「21試合の半分以上のプレータイム(945分以上)を記録していること」を条件とした。また、同じポジションで候補者が複数人いた場合は、できる限り順位が上のチームから選んでいる。
今シーズンは拮抗した戦いが続いている。アルビレックス新潟、ベガルタ仙台、横浜FCが抜け出しつつあるが、J1参入プレーオフ圏内の6位から16位までが、勝点6位内でひしめき合っている。混戦模様を選考に反映するために、できるだけ多くのチームからピックアップすることも心掛けた。
システムは4-4-2とした。4-4-2や4-2-3-1を基本布陣とするチームが多いことから、無理なく選手を当てはめられると判断した。【FW・監督・控え編】
■小川航基はすでにキャリアハイの得点を記録
2トップ 小川航基(横浜FC)
開幕から10試合で10ゴールを記録し、チームが不敗街道を突っ走ることを後押しした。11節から17節までノーゴールに終わったが、12ゴール4アシストでの折り返しは評価できる。得意のヘディングシュートだけでなく、ゴールのパターンを増やしている。J1昇格を争うチームで引き続き得点源となり、キャリアハイのゴール数をどこまで伸ばせるか。
2トップ チアゴ・アウベス(岡山)
ガンバ大阪から完全移籍で加入し、ヴァンフォーレ甲府との開幕戦で2得点の満点デビューを飾った。そのうち1点はおよそ60メートルの超ロングシュートだった。左利きのブラジル人ストライカーは、FWミッチェル・デュークがオーストラリア代表招集で不在の20節、21節は1トップで2連弾。得点ランキング2位タイの8ゴールは、チーム総得点のほぼ3分の1に相当する。
なお、FWでは藤本佳希(モンテディオ山形)と草野郁己(FC琉球)が7ゴールをあげているが、どちらも負傷で離脱してしまったため、ここでは選考の対象から外している。また、8ゴールで得点ランク2位の木下康介(水戸ホーリーホック)は、看板を蹴って破損させた件でJリーグから処分を下されたことを鑑みて選考外とした。
監督 松橋力蔵(新潟)
ヘッドコーチから昇格し、現・FC東京のアルベル監督が植えつけたポゼッションサッカーを進化させた。8節から15節まで8試合連続負けなし(6勝2分)、17節から21節まで5戦負けなし(4勝1分)と、高いレベルでチームを安定させている。選手数名が新型コロナウイルスの陽性判定を受けるタイミングでは、プロ2年目の小見洋太や三戸舜介を起用するなどして選手層を充実させた。5月のJ2リーグ優秀監督賞を受賞。
■昇格組の熊本を支えるMF河原
【控え】
GK ホセ・アウレリオ・スアレス(徳島)
7節のレノファ山口FC戦でJ2リーグデビューを飾り、15節までの9試合でクリーンシート6試合を記録。リーグ最少失点の守備を支えてきたが、16節から6試合連続で失点を喫したことで、ベスト11は小島に譲ることとなった。
CBでは千葉和彦と舞行龍ジェームズ(いずれも新潟)、内田航平(徳島)らも評価されるべきだが、前半戦7位の町田で全試合に先発している高橋を選出。前半戦の町田は失点がリーグ最少5位の20で、クリーンシートを7試合記録し、複数失点は4試合に止めている。大崩れしない守備を形作っているのが、高橋と深津康太のCBコンビだ。
左SB 内田裕斗(仙台)
前半戦は16試合に出場し、1得点3アシストをマーク。左足のクロスは正確で、氣田と形成する左サイドはチームのストロングポイントになっている。
36得点はリーグ最多2位タイ、36失点はリーグワースト3位と、浮き沈みの激しいチームをインサイドハーフのポジションから支えた。7アシストはリーグ単独トップだ。
MF 河原創(ロアッソ熊本)
J1昇格1年目の熊本が9位で折り返したのは、キャプテンを務めるこの男の働きが大きい。3-3-1-3のシステムでセントラルMFを務め、ボールを循環させる役割を担っている。プレッシャーを受けても簡単にボールを失わず、判断を変えることで攻撃を継続させることができている。
加入1年目の長崎で20試合に出場し、いずれもチーム最多の5得点4アシストを記録。パワフルな右足は健在だ。松田浩前監督のもとではこのところ途中出場が多かったが、カリーレ新監督のもとで先発に復帰するか。5得点5アシストの平戸太貴(町田)も、名前をあげておきたい選手だ。
FW 谷口海斗(新潟)
前半戦は7得点1アシスト。11節から19節まで9試合ゴールから遠ざかったが、20節の徳島戦で目覚めの一撃をゲット。後半戦も期待だ。6得点4アシストの杉本竜士(東京V)、6得点2アシストの富樫敬真(仙台)、苦しいチームで6得点と気を吐いた河田篤秀(大宮アルディージャ)、前半戦全試合出場で5得点の矢野貴章(栃木SC)らも評価される。