ニューヨーク・ポスト紙、大谷は「国際的な怪物」「ユニークなスター」 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時…
ニューヨーク・ポスト紙、大谷は「国際的な怪物」「ユニークなスター」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、敵地マリナーズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場。打者として4打数2安打、投手としては6回3安打無失点の好投で今季5勝目をマークした。昨季MVPに輝いた二刀流は、来季終了後にフリーエージェントになるが、米メディアはライバル球団幹部による年俸5000万ドル(約66億9898万円)というMLB史上最高額での契約の可能性を紹介。さらに“相応しい年俸”を試算し、6000万ドル(約80億4249万円)という衝撃の数字も算出している。
T-モバイル・パークで二刀流の活躍を見せ、4-1の勝利に貢献した大谷。早くも去就問題が加熱している。「エンゼルスはショウヘイ・オオタニという難問を抱えている」と見出しで特集したのは米地元紙「ニューヨーク・ポスト」だった。
記事では昨季打っては46本塁打、投げても9勝をマークしてMVPを獲得した大谷について「現在MLB最大のお買い得選手」と注目。「国際的な怪物で、メジャー平均年俸の500万ドルで、前人未到の偉業を成し遂げたユニークなスーパースターだ。だが、総年俸が高騰しているエンゼルスにとっては、オオタニが経済的な問題になりつつある」と分析している。
エンゼルスはマイク・トラウト外野手に加え、アンソニー・レンドン内野手、クローザーのライセル・イグレシアス投手とも大型契約を結んでおり、経済的な問題を抱えつつあるという。
記事ではライバル球団のGMの発言を紹介。大谷に対して4年総額2億ドル(約268億円)のメガオファーを提示するチームは複数存在するだろうと報じている。
大谷に相応しい年俸とは? スター2人を合算しさらに…
4年2億ドルなら、平均年俸換算で5000万ドル。MLB史上最高年俸のマックス・シャーザー投手(メッツ)の4333万ドル(約58億434万円)を凌ぐ額になるという。二刀流を継続する上での消耗の度合いは通常の選手とは異なるために、球団側は「30歳後半までの」長期契約を好まないとも報じている。
一方で、エンゼルスが大谷の活躍による恩恵を享受している事実も紹介。「エンゼルスはオオタニの絶大な人気から収益を手にしている。マーケティングと商売上の機会創出のおかげで、エンゼルスタジアムの広告、二刀流の怪物目当ての入場券売上も増加。球団の価値も他球団よりも上昇しているが、彼の存在が一因であるだろう」と分析している。
そして、特集では大谷に相応しい年俸を算出。リーグを代表するDHとして知られるJ・D・マルティネス(レッドソックス)の2200万ドル(約29億4767万円)、昨季サイ・ヤング賞投手ロビー・レイ(マリナーズ)の2200万ドルという投打2人分の年俸を合算し、さらにマーケティングで球団が手にできる収益から推定1500万ドル(約20億976万円)もプラス。「これで6000万ドル選手になる」とし、約80億4249万円という衝撃の年俸も試算している。(THE ANSWER編集部)