日本代表は6月シリーズの4連戦を2勝2敗で終えた。収穫もあれば、大きな課題も見つかった今シリーズ。誰が評価を上げてアピ…
日本代表は6月シリーズの4連戦を2勝2敗で終えた。収穫もあれば、大きな課題も見つかった今シリーズ。誰が評価を上げてアピールに成功したのだろうか。今回は、6月シリーズに出場したGKとDFの評価をC-〜A+までの9段階で紹介する。
■初招集の伊藤は?
この4連戦でGKは3人が出場した。ガーナ代表戦に出場した川島永嗣はB評価。ベテランGKはさすがの安定感を見せた。正守護神の権田修一はブラジル代表戦のみの出場。好セーブ連発でカナリア軍団を最少失点に抑えた。シュミット・ダニエルはGKでは最多の2試合に出場。チュニジア代表戦では連係ミスから失点したものの、ハイボールの処理は安定。さらに足もとの技術は他のGKよりも群を抜いていると言えるだろう。そのため、権田とともにB+となった。
今シリーズは右サイドバックでプレーした長友佑都はB評価。ブラジル戦ではヴィニシウス・ジュニオールとマッチアップ。ブラジル戦後に「ヴィニシウスを1対1の部分だったり、やらせない部分、守備の強度の部分というところは見せられたと思います」と語った通り、DF面での貢献度は高かった。抜群の安定感を見せた谷口彰悟はB+、山根視来はAという評価になった。
左サイドバックでプレーした中山雄太はC+。まだ完全には戦術を理解しているとは言い難く連係面や攻撃面で物足りず。今回の4連戦では伊藤洋輝に軍配が上がったように見える。その伊藤は初招集ながら堂々としたプレーを見せ、A評価となった。188cmという長身に加えスピードもあり、CBでもプレーできる23歳のDFは、このシリーズ1番の収穫と言っても過言ではないだろう。左SB争いも熾烈となりそうだ。
■失点関与の吉田の評価と最高評価は?
全試合にフル出場を果たした主将の吉田麻也はB-となった。これまで代表を支えてきた同選手だが、特にチュニジア戦ではミスが目立った。疲労もあってか、6月シリーズ最終戦となったチュニジア戦では全3失点に関与。チュニジア戦の先制点は自らがPKを与えてしまった。
そのシーンについて試合後に「シンプルに僕の個人的なミス。入れ替わった時に、強いていうならばもっとスライドしないといけなかった。それを考慮しても、あそこで滑ってはいけないなと思う。あれで試合を壊してしまった」と猛省している。2失点目の連係ミスもこれから修正して、W杯までには完璧な状態に持っていってほしい。
そして、DF陣で最高評価となったのは板倉滉だ。4連戦で一番奮闘していた同選手にはA+をつけた。ブラジル相手にも動じないフィジカルやカバーリングなどインパクトは大きかった。フル出場となったチュニジア戦では3失点を喫したが、板倉に助けられた部分も多々ある。冨安健洋と吉田という代表では絶対的な存在がいるが、今回のプレーを見ていると、この2人を脅かす存在になるのは確か。果たして、W杯までにポジションを奪うことができるだろうか。