■ハギノリュクス

【中間調整】ほぼ一貫してダート中距離戦を使われてきたが、パワータイプではなく軽い走りが目立つことから前走・福島牝馬Sで2020年7月の未勝利戦以来となる芝レースに挑戦。15番人気14着という結果に終わったものの、逃げた馬が大敗に終わる速い流れを3番手で追走してしまった不運も影響したようだ。すんなりと流れに乗れたあたりは芝適性を感じさせた。引き続き芝重賞へ挑戦する今回、あらためて真価が問われる。前走後はマーメイドS出走を念頭にチャンピオンヒルズへ放牧に出され、5月27日に帰厩。29日に坂路併せ馬でラスト2F14秒1-12秒9(馬なり)のいい加速を見せ、緩みがないことをアピールした。1週前の坂路併せ馬では気難しさを見せたようで、ギアが入るのが遅く2歳新馬に遅れてしまったが、最後の伸び脚そのものは豪快だった。

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【最終追い切り】実戦でも騎乗する酒井騎手が跨り、坂路単走。1週前とはガラッと変わり、序盤から集中したモチベーションの高い雰囲気で登坂。気合いを入れられたラストではスパッとギアを上げ、絶品の切れを披露した。

【見解】前走時は休み明けでテンション面を気遣い、福島への輸送も考慮したようで正直攻めは手緩かった。そこから一転、中間は攻めを強化。もとから稽古駆けするタイプではあるが、今週は自己ベストを楽な手応えのまま大幅に更新している。攻め気配は申し分ない。

総合評価「A」

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西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

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