(写真:六川 則夫) 21日、U-20日本代表はついに同世代のNo.1を決める世界大会の初戦を迎える。内山篤監督の下で一…


(写真:六川 則夫)

 21日、U-20日本代表はついに同世代のNo.1を決める世界大会の初戦を迎える。内山篤監督の下で一つずつ作り上げてきたチームは、立ち上げから約2年が経ち、いま世界の舞台でその集大成を披露しようとしている。AFC・U-19選手権を勝ち抜いたことで、3試合を戦う権利は得た。次は、その先の頂を目指して——。日本代表の挑戦がスタートする。

 グループステージ突破に向けた戦いが始まる中で、日本はいきなり初戦で山場を迎える。同グループに入った優勝候補のウルグアイや欧州の強豪であるイタリアは誰もが認める強敵だが、初戦で相対する南アフリカは能力的に若干劣る相手。A代表が参加するW杯のレギュレーションとは違い、3位に入ることができれば決勝ラウンド進出の可能性が残されることを考えると、この初戦は絶対に勝ち点を落としたくない一戦である。

 もちろん初戦の難しさは誰もが分かっている。勝たなければいけないというプレッシャーや国際大会というこれまでとは違った雰囲気に、本来のプレーが出せなくなってしまうのはよくあることだ。それでもウルグアイやイタリアに比べれば、南アフリカが与し易い相手であるのは確か。内容以上に結果が求められる試合になるだろう。

 内山監督にとって、山場となる初戦に誰を先発で起用し、誰を途中から使うのかは頭の悩ませどころ。好調を維持しているエース・小川航基の相方には岩崎悠人の起用が濃厚だが、最年少の久保建英が先発に名を連ねても何ら不思議ではない。トレーニングマッチで好連係を見せていた堂安律らG大阪勢は先発出場を虎視眈眈と狙い、両SBのポジション争いもし烈。さらに15日の親善試合・ホンジュラス戦で結果を出してボランチでの起用にメドが立った板倉滉は、フレキシブルに使われる可能性もある。

 「誰が出ても同じサッカーができる」というチーム作りを進めてきた指揮官の選択は果たして。21日、日本と世界との差を測る大会がついに幕を開ける。

文・林 遼平