ベット1・オープン女子シングルス1回戦 女子テニスのベット1・オープンは13日にシングルス1回戦が行われ、ロシアの世界ランク12位ダリヤ・カサトキナが、ウクライナの同37位アンヘリーナ・カリニーナに2-1の逆転勝利で2回戦進出を決めた。第2…

ベット1・オープン女子シングルス1回戦

 女子テニスのベット1・オープンは13日にシングルス1回戦が行われ、ロシアの世界ランク12位ダリヤ・カサトキナが、ウクライナの同37位アンヘリーナ・カリニーナに2-1の逆転勝利で2回戦進出を決めた。第2セットには、カリニーナが足首を痛めるとカサトキナが駆けつけ、手助けする場面も。両国の難しい国際情勢の中で繰り広げられた場面に、海外ファンは「スポーツマンシップと思いやりよね!」と称賛した。

 第2セットの序盤、カリニーナは右足首を捻り、コート上に座り込んで立ち上がれなくなった。審判が様子を見守る中、駆けつけたのは対戦相手のカサトキナだった。ネットを回り、走ってきた手にはアイシング用の氷がある。それを手渡し、冷やすように促すとコートに戻ることなく、隣に立って心配そうな表情を浮かべていた。観客からは拍手も起こった。この後、カリニーナは試合に復帰し、フルセットを戦い抜いた。

 実際の動画をWTA公式ツイッターが公開。「手を差し伸べる。カリニーナが足首を負傷した後、カサトキナがすぐさま反応」と記した。海外ファンからは「スポーツマンシップと思いやりよね!」「一流の振る舞いだ」「彼女はみんなのお手本だわ」「カサトキナは敬意を持った人間だ」「この行動はみんなにとって普通であるべきだよね」「スポーツの最高の側面だ」とコメントが寄せられていた。(THE ANSWER編集部)