テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を主催する全米テニス協会(USTA)は14日に声明を発表。今年8月29日に開幕する同大会について、ロシアとベラルーシ国籍を有する選手の出場を一定条件のもと許可した。ロシ…

テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を主催する全米テニス協会(USTA)は14日に声明を発表。今年8月29日に開幕する同大会について、ロシアとベラルーシ国籍を有する選手の出場を一定条件のもと許可した。
ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、ロシア・ベラルーシ国籍の選手は個人としての出場は多くの大会で認められているものの、国旗を使用することができずにいる。
USTAは今回の声明で全米オープンには個人としての参加は許可したが、中立の立場として母国の国旗を掲げずに出場することを条件とした。
「全米オープンを運営するUSTAは、ロシアによるいわれのない不当なウクライナ侵攻を以前から非難しており、現在も非難を続けています。ロシアとベラルーシのテニス連盟をITF(国際テニス連盟)やすべての国際団体競技会から追放し、これらの国の選手が競技する際には中立の旗の下でプレーするよう指示することを支持します」
「USTAは、国籍を問わず、資格のあるすべての選手に2022年USオープンへの出場を許可する予定です」
昨年の全米オープンはD・メドベージェフが決勝でN・ジョコビッチ(セルビア)を下し四大大会初制覇を達成。今年は大会連覇をかけ出場することになる。