フィジーのスバで19日、スーパーラグビーが1年ぶりに開催され、開幕から負けなしのクルセイダーズがニュージーランド・カンファレンスのライバルであるチーフスを31-24で下し、連勝を12に伸ばした(勝点54)。チーフスは元日本代表主将のNO8…

 フィジーのスバで19日、スーパーラグビーが1年ぶりに開催され、開幕から負けなしのクルセイダーズがニュージーランド・カンファレンスのライバルであるチーフスを31-24で下し、連勝を12に伸ばした(勝点54)。チーフスは元日本代表主将のNO8リーチ マイケルらが先発して前半をリードしたが、逆転負けを喫して9勝2敗(勝点43)となった。

 ANZナショナルスタジアムをほぼ埋める2万人近い観客が熱狂するなか、フィジー出身の母を持つリーチは57分(後半17分)までプレー。前半29分にはゴール前の密集で身体を張ってPRケイン・へイムズのトライを演出するなど、奮闘した。

 前半はチーフスが3トライなどで4点リードし折り返したものの、クルセイダーズは46分、自陣からのカウンターで次々とつなぎ、FBデイヴィッド・ハヴィリがトライを挙げて逆転した。58分にはSOリッチー・モウンガのブレイクスルーからチャンスとなってHOベン・ファネルがゴール左隅にフィニッシュ。その後、モウンガのブーツで加点し、優位に立った。
 チーフスは71分にスクラムからの攻撃でSOアーロン・クルーデンがトライを挙げて食い下がり、7点を追う終盤に敵陣深くでラインアウトのチャンスが2回あったが、どちらも乱れて好機を逸し、激闘の末に歓喜したのはクルセイダーズだった。

 なお、6月2日にはブルーズ対レッズ戦がサモアのアピアで開催される。