ドネア戦をチェック済みのハーン代表が称賛 ボクシングの世界バンタム級3団体統一を達成した井上尚弥(大橋)が、世界で最も権威ある米老舗専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版で1位に選出された。階級を超えた現役最強ボク…

ドネア戦をチェック済みのハーン代表が称賛

 ボクシングの世界バンタム級3団体統一を達成した井上尚弥(大橋)が、世界で最も権威ある米老舗専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP)最新版で1位に選出された。階級を超えた現役最強ボクサーを決める格付けで、日本人初の歴史的快挙を達成。ドネア戦を見たという英興行大手「マッチルーム」のエディー・ハーン代表は「彼はビーストだよ」などと井上を称賛している。

 7日に行われた再戦でWBC王者ノニト・ドネア(フィリピン)を2回TKOで破った井上。PFPで1位だった3団体統一ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)、2位だったWBO世界ウェルター級王者テレンス・クロフォード(米国)という世界的スターを抜いて、1位に浮上した。

 英ボクシング専門メディア「iFL TV」のYouTubeチャンネルのインタビューに登場した「マッチルーム」のハーン代表は「あのKOを見たよ」と語り、ドネア戦をチェック済みであることを明かし、「彼はビーストだよ」と絶賛した。

 リング誌のPFPの順位が更新される前に行われたインタビュー。「イノウエは2位以内に入ることができますか?」という質問には、「難しいね。なぜならあの階級で信頼を得るのは大変なことだから」と分析した。しかし、結果的に井上は1位となり、偉業の価値が浮き彫りになった。(THE ANSWER編集部)