男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は10日、第1シードのS・チチパス(ギリシャ)と世界ランク68位のA・マレー(イギリス)のシングルス準々決勝が行われる。以前の対戦では途中中断もあり、両選手とも試合…

男子テニスのボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)は10日、第1シードのS・チチパス(ギリシャ)と世界ランク68位のA・マレー(イギリス)のシングルス準々決勝が行われる。以前の対戦では途中中断もあり、両選手とも試合後の会見で苦言を呈す形で幕を閉じていた。
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両者は2度目の顔合わせでチチパスの1勝。初対戦となった2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)1回戦では2-6, 7-6 (9-7), 3-6, 6-3, 6-4の4時間48分に及んだ死闘の末にチチパスが勝利している。
この試合ではチチパスが数回コートを離れており、試合もその都度中断する事態となっていた。これに関してマレーは当時の会見で「僕はあのようなことをしたことは1度もないし、彼(チチパス)への尊敬を失った」とコメント。次のように不満を露わにしていた。
「問題はそれによる身体的な影響は止められないということ。あのような激しい試合の中で7・8分も中断すると、精神的には対応できるかもしれないけど、体は冷めてしまう。途中であのように長い中断を挟まれてしまうと影響は必ず出てくる」
「タイムアウトも毎回僕のサービスゲームの前だった。彼が何をしていたのか分からないけど、あのタイミングは偶然ではないと思う。試合は数時間におよんで、彼の動きはとてもよかったと思ったから」
それに対してチチパスも応戦し「もしマレーが何か僕に言いたいことがあるのなら、僕ら2人で理解の相違を話し合うべきだ。ルール内でプレーして、ATPが公平という限り問題ないはず。でも彼が言っていたことや思いには全く反対もしないよ」と反論していた。
同試合はセンターコートの第3試合に組まれており、日本時間10日の21時頃に開始予定。第1試合は日本時間10日18時(現地時間10日11時)に開始する。