U-21日本代表のFW佐藤恵允(明治大学)が、AFC U23アジアカップのウズベキスタン戦を振り返った。 ウズベキスタンで開催されている今大会。ここまでグループステージ2試合で1勝1分けの日本は、引き分け以上でグループ突破となる最終節でホス…

U-21日本代表のFW佐藤恵允(明治大学)が、AFC U23アジアカップのウズベキスタン戦を振り返った。

ウズベキスタンで開催されている今大会。ここまでグループステージ2試合で1勝1分けの日本は、引き分け以上でグループ突破となる最終節でホスト国と対戦した。

引き分けに終わった前節のサウジアラビア戦からスタメンを10人変更という大胆な作戦に打って出た日本だが、開始11分にFC東京で売り出し中の松木玖生が、CKの流れからボレーシュートを叩き込み、幸先よく先制。だが、その後は押し込みながらも山田楓喜(京都サンガF.C.)のシュートはクロスバーに嫌われ、30分にはPKがVARで取り消しに。44分には正真正銘のPKが与えられるも、松木がポストに当ててしまい、前半は1得点にとどまった。

それでも後半も立ち上がりから押し込んだ日本は、57分にGKのパスをボックス内でカットした佐藤がそのままゴールを決めて追加点。これで楽勝ムードかに思われたが、その5分後に相手の足首に足裏でタックルしてしまった三戸舜介(アルビレックス新潟)が一発退場となってしまう。

これでサウジアラビア戦に続いて退場者を出してしまった日本。だが、その後も攻勢を続けると、後半アディショナルタイムに中島大嘉(北海道コンサドーレ札幌)がダメ押しの3点目を決めて勝負あり。2勝1分けとした日本は、サウジアラビアに次ぐ2位で決勝トーナメント進出を決めた。

ウズベキスタンが今大会初出場だった佐藤だが、ゴールという結果を残しただけでなく、前半にはVARで取り消されたもののPK獲得という見せ場も作った。

しかし、本人としては納得のパフォーマンスではなかったようだ。得点やPK奪取のシーンを交えながら試合を振り返った。

「自分としては納得できるようなプレーではなかったんですけど、少なからず数字を残せたのは良かったのかなと。だけど流れの中で点を取りたいなという思いはあって。もっとボールに関わってゴールに向かっていくというシーンを増やしていきたいなと思いました」

「前から嵌めにいくというのは監督からも言われていたことなので、その前のシーンから前からプレスにいってたのが功を奏してボール奪取に繋がったと思います。ポジショニングにも意識してて、自分の中では絶対PKだなという思いはあったので(取り消されて)悔しさが残りました」

また、今回のメンバーでは唯一アマチュアからの参戦となっているが、「オフザボールの動きが参考になる」と佐藤。レベルの高い選手たちから刺激をもらっているようだ。