都市型スポーツとストリートカルチャーの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL 2022(以下、YUSF)」が6月4日、5日に横浜赤レンガ倉庫で初開催された。本イベント内のBREAKINGコンテンツとして【Free…
都市型スポーツとストリートカルチャーの祭典「YOKOHAMA URBAN SPORTS FESTIVAL 2022(以下、YUSF)」が6月4日、5日に横浜赤レンガ倉庫で初開催された。本イベント内のBREAKINGコンテンツとして【Freestyle Session JAPAN 2022】が行われ、GOOD FOOTが優勝を飾った。
Freestyle Session とは
1997年アメリカで始まった世界一のCREWを決める伝説のブレイキンバトル「Freestyle Session」。
20年以上の歴史を誇り世界で最もリスペクトを集め、日本人のみならず世界中のBBOY,BGIRL達に多大な影響を与えてきた。
元々はアメリカのみで開催されていたFreestyle Sessionだったが、毎年バトル形式を変化させながら現在では世界大会へと発展し、地域予選大会が行われるほどの盛り上がりを見せている。
2002年から「Freestyle Session Japan」がスタート。
そして2022年、4年ぶりに復活。世界レベルのBBOY,BGIRLたちが一同に集いハイレベルなバトルが繰り広げられる。今回はCREW VS CREWのチーム対抗戦が採用され、日本一のCREWを決定する。
FINAL:GOOD FOOT vs MORTAL COMBAT
©Ayato Nakamura /YUSF
今大会では、数々の日本を代表するCREWがエントリーに名を連ね、正に大混戦の結果となった。言わずと知れたFOUND NATIONやARIYA、沖縄からはONE PIECE、そして今や世間も大注目のShigekixを擁するK.A.K.Bなどが決勝トーナメントに進出した。
更には若手トップレベルのDROPZ、Alphateam、そして日本のBREAKINGの歴史を作ったと言っても過言ではないブレイク原人、などとBREAKINGシーンを代表する全国のCREWが横浜赤レンガ倉庫に集結し、熱いバトルを繰り広げた。
GenRoc / ©Jason Halayko/YUSF
予想がつかない大混戦のトーナメントの中で決勝に勝ち上がったのは、東の雄、GOOD FOOTと西の雄、MORTAL COMBAT の対決。
個々の高いポテンシャルとキャラクター性を武器に勝ち上がったMORTAL COMBATと、ソロ・ルーティーンにおいて高い完成度を誇るGOOD FOOTの決勝戦は出場したBBOY・BGIRLのみならず、一般客や多数のメディアも詰め掛け、大注目の一戦となった。
SHOSEI / ©Jason Halayko/YUSF
計8分間の決勝戦では往年の名盤「The Sexican / Brownout 」と共にバトルがスタート。GOOD FOOTのSHOSEIが先陣を切り、渾身のパワームーブからフリーズで相手を攻める。対するMORTAL COMBATもBBOY yooのムーブから流れるようなコマンドルーティーンを次々に展開していく。
MORTAL COMBATはBboy Satsukiの柔軟性を活かしたアクロバティックなルーティーンやBBoy Shoyaのクオリティの高いパワームーブでインパクトを残すも、GOOD FOOTはAmiやGenroc、JUNなどが精度の高いムーブで要所を締めた。最後はSHOSEIが見事なパワームーブとミュージカリティをマッチさせ優勝を勝ち取った。
©Ayato Nakamura /YUSF
尚、今大会は2002年に Bboy Toshio a.k.a. Machan が20年前に日本に持ち込んでからちょうど20周年となる。イベントの決勝前には運営チーム、そしてすべてのBboy / Bgirl を代表してBboy Katsu One から Bboy Toshio a.k.a. Machan に感謝状が贈られた。
炎天下の中で横浜赤レンガ倉庫の地に約500名のBboy / Bgirlが集い、たくさんのドラマが生みだされた。時にはそれぞれのスタンスを提示し合いBEEFな展開にもなり、時には相手も認め合いPEACEな展開も。それすらも全てBREAKINGの“BATTLE”で対話し合う。そんな20年分のBREAKINGカルチャーが凝縮された素晴らしい今大会は、一つの歴史として今後に語り継がれていくだろう。
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