井上の勝利の瞬間、リングサイドからの映像をトップランク社が公開 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ち…

井上の勝利の瞬間、リングサイドからの映像をトップランク社が公開

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功。4団体統一の偉業に王手をかけた。トップランク社が公開したリングサイドの映像には、衝撃の幕切れに興奮した一方、父・真吾トレーナーの動きに注目している米ファンもいた。「私たちは日本人から多くのことを学ぶ」の声が上がっている。

 264秒の高速決着だった。初回からドネアに大きなダメージを負わせた井上は2回もロープ際に追い詰めて猛攻。ダウンを食らわせると、レフェリーが試合を止める。モンスターの圧倒的な勝利に会場は熱狂の渦と化した。

 米興行王手・トップランク社公式ツイッターはキャンバスに倒れ込むドネアをリングサイドから撮影した映像を公開。観客と共に勝利の喜びを分かち合う井上の様子も収められ、臨場感のある光景に。これに、返信欄では米ファンから「これぞモンスター」「埼玉でもうドラマは起きないな」「良く試合を止めた」「ドネアは勇者」「ナオヤは異次元の才能の持ち主」「野性的」などの様々な声が寄せられた。

 拳を交えた両者ではなく、井上の父・真吾トレーナーの動きに注目する声も。決着の瞬間、真吾トレーナーは勝利した息子ではなく、ドネアの元に駆け寄ったのである。ドネア陣営よりも早く安否を確認し、思いやった姿に気付いた米ファンからは「シンゴは息子の元に行く前に行ったよね? 愛と謙虚さだ。私たちは日本人から多くのことを学ぶ」のコメント。それに対し、「私も同じことを感じた」「だからシンゴは遅れてナオヤの元に登場したのか」との声が寄せられている。(THE ANSWER編集部)