歓喜の瞬間、父が真っ先に駆け寄った相手では尚弥ではなく… ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日…

歓喜の瞬間、父が真っ先に駆け寄った相手では尚弥ではなく…

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回1分24秒TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功。4団体統一の偉業に王手をかけた。ネット上では決着直後、父の真吾トレーナーが取った行動が「そこに気付けることが凄い」と話題になっている。

 決着の瞬間、真吾トレーナーが真っ先に向かったのは息子のもとではなかった。2回、井上のラッシュを浴びたドネアが倒れ込み、TKOで幕切れ。井上がコーナーポストに上がり、ガッツポーズを繰り出す中、真吾トレーナーもリングに入ってきた。駆け寄ったのは、ふらふらと下がっていくドネアのもと。ドネア陣営よりも早く安否を確認し、ライバルを思いやった。

 この模様は試合を中継した「Amazon プライム・ビデオ」でも映っており、ネット上で話題に。「お父さんの姿に涙しました」「父の行動にも感動しました」「井上家は父も子もボクシング界の鑑」「そこに気付けることが凄い」「なんという一家だ」「尚弥じゃなく、ドネアに駆け寄ったのが素敵すぎた」「胸熱だった」など、絶賛の声が続々と上がっていた。(THE ANSWER編集部)