フィッシャー編集長「ナオヤ・イノウエは真のモンスターだ」 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回TKO勝ちし、日本人初の3…

フィッシャー編集長「ナオヤ・イノウエは真のモンスターだ」

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が7日、さいたまスーパーアリーナでWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)に2回TKO勝ちし、日本人初の3団体王座統一に成功した。WBAは7度目(正規王座を含む)、IBFは5度目の防衛に成功し、自身の持つ日本人の世界戦連勝記録を「18」に更新した。ボクシングの聖書と呼ばれる米誌「ザ・リング」のダグラス・フィッシャー編集長は「マジかよ」と驚愕。「真のモンスター」と絶賛している。

 圧巻の強さだった。初回に絶妙な右ストレートでダウンを奪った井上は2回にスパートをかけた。左ボディを着弾させると一気に猛ラッシュ。2度目のダウンを奪い、勝利した。井上の判定勝利となった2019年11月7日のワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝の激闘以来、2年7か月ぶりの再戦。圧倒的な強さを示した井上に、リング誌のフィッシャー編集長はツイッターで反応した。

「マジかよ! ナオヤ・イノウエは真のモンスターだ。有資格1年目で殿堂入りのドネアを2ラウンドでぶっ倒した。ドネアのバンタム級でのKOは初。なんて偉大なパンチャー、そして、テクニシャンなんだ、イノウエは」

 常々井上の実力を高く評価している名物編集長もレジェンド相手の圧巻のKO劇に手放しで絶賛した。リング誌選定のパウンド・フォー・パウンド(PFP)で現在3位の井上。ボクシング界の頂点への期待も高まりそうだ。(THE ANSWER編集部)