６月６日に行われたキリンチャレンジカップ２０２２の日本代表ｖｓブラジル代表。０－１で敗れたこの試合に出場した選手のパフ…
６月６日に行われたキリンチャレンジカップ２０２２の日本代表ｖｓブラジル代表。０－１で敗れたこの試合に出場した選手のパフォーマンスはどうだったのか。Ｃ－～Ａ＋の９段階で評価した。
■ＦＩＦＡランキング１位相手に奮闘
最少失点に抑えたものの、点差上の差が見えた今回のブラジル戦。
そのなかでも、ＧＫの権田修一はＢ＋だ。枠内シュートを幾度も防ぎ、決定機も何度か阻止して見せた。権田のファインセーブがなければさらに苦しい展開となっていただろう。
ネイマール、ヴィニシウス・ジュニオール相手にそれぞれ奮闘した板倉滉、長友佑都もＢ＋。ワールドクラスのドリブラーを自由にさせず、この試合で最もすばらしかった選手と言えるだろう。
吉田麻也と中山雄太も安定したプレーを見せたが、見せ場らしい見せ場はなく、Ｂに。それでも、「相手の出方を研究して、最初のプレスを掻い潜って攻めていくことを意識した」という吉田のコメント通り、ビルドアップでは勇気を持ってつないでいたところは評価に値する。
また、遠藤航はＣに。組み立ての局面でのロストやＰＫを取られてしまったシーンが響いてしまった。原口元気、田中碧はＢ。前者は４５分間の出場に留まったが、右サイドでの伊東純也とのコンビネーションでの打開に貢献。後者はビルドアップの潤滑油になりつつ、豊富な運動量で８１分まで健闘した。
■ミリトンと対峙した三笘の評価は？
先発出場した伊東純也、古橋亨梧、南野拓実の３トップは全員Ｂ－に。ハイレベルな守備陣を相手に、それぞれの持ち味を出すことができず、決定機を作れずに終わってしまった。
また、パラグアイ戦で得点した鎌田大地はＣ。あまり良い形でボールを持てず、効果的なプレーを見せられなかった。前田大然は前線からのチェイシングで相手を脅かしたものの、それ以外では見せ場がなくこちらもＣに。
７３分からピッチに入った堂安律と三笘薫はＢ－となった。三笘はレアル・マドリードのＤＦエデル・ミリトンと対峙して完封されてしまったが、「自分のドリブルがどれだけ通用するかを知りたいというところもあった。まだまだ２本くらい止められているので、そういう実力だなというのは分かってよかった」と前向きなコメント。
果たして、日本が誇るドリブラーは、Ｗ杯までにどれだけ成長できるのだろうか。南野との激しいポジション争いを繰り広げるＦＷの活躍に期待したい。
