新王者・コーディナが試合後、尾川の控室を訪れてベルトを返還 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が4日(日本時間5日)、同級3位のジョゼフ・コーディナ(英国)と対戦。2回KO負けを喫し、初防衛に失敗した。試合後、コ…

新王者・コーディナが試合後、尾川の控室を訪れてベルトを返還

 ボクシングのIBF世界スーパーフェザー級王者・尾川堅一(帝拳)が4日(日本時間5日)、同級3位のジョゼフ・コーディナ(英国)と対戦。2回KO負けを喫し、初防衛に失敗した。試合後、コーディナは尾川の控室を訪れ、ベルトを返還。戦いを労った。勝者の紳士的な行動に海外ファンから「大きなリスペクト」「一流の振る舞いだ」などの称賛の声が集まっている。

 挑戦者の母国・英国で行われた完全アウェーの一戦。尾川は2回に捕まった。強烈な右ストレートを食らうと、キャンバスに大の字に倒れこんだ。そのままカウントアウトとなり、初防衛に失敗。海外ファンからは「センセーショナル」「閃光のようなKO」などの声が集まるほどの衝撃的な右だった。

 劇的KOに注目が集まった試合だったが、試合後のシーンも脚光を浴びている。新王者・コーディナは尾川の控室を訪れ、ベルトを返還したのである。さらに言葉や抱擁を交わし、互いの健闘を称え合った。英興行大手「マッチルーム」ツイッターが実際の光景を画像で公開している。

「ジョセフ・コーディナがケンイチ・オガワのIBF世界タイトルを返還 新しいベルトは近日中にウェールズの魔術師(コーディナ)に送られる」と文面に記された投稿には海外ファンも反応。「“2人”の王者によるとてつもなく大きなリスペクト」「品格がある」「リスペクト」「まさしく極上。2人の勇者」「時々このスポーツが大好きになる」「スポーツマンシップ」「一流の振る舞いだ」などの称賛コメントが集まった。(THE ANSWER編集部)