レーシングドライバーの寺田陽次郎氏は、6月に開催されるルマン24時間レースのサポートレース「Road to Le Mans」に参戦すると発表した。Road to Le Mansレースは、ルマン24時間レースの主催者であるACO(フランス西部…
レーシングドライバーの寺田陽次郎氏は、6月に開催されるルマン24時間レースのサポートレース「Road to Le Mans」に参戦すると発表した。
Road to Le Mansレースは、ルマン24時間レースの主催者であるACO(フランス西部自動車クラブ)が推奨するLMP3車両およびFIA GT3車両によるレースで、24時間レースと同週の6月15日と17日決勝レーススタート前に行われる。
寺田氏がドライブするLMP3車両は、全車が5リットルV8 NAエンジンをミッドシップに搭載したプロトタイプカー。Road to Le Mansレースのほか、欧州を転戦するヨーロピアンルマンシリーズ、アジアンルマンシリーズ、アメリカのIMSAプロトタイプチャレンジなど、主要レースが導入している。
Road to Le Mansレースには、30台のLMP3車両がエントリーしており、1時間レースを2人のドライバーが交代で走る。寺田氏はDKRエンジニアリング(ルクセンブルク)がメンテナンスするアデス LMP3車両に、かつてのパートナードライバーであるシルバン・ブーレイ氏(仏)とともに乗る。
寺田氏は、「今年3月に古希を迎えたが、ルマンを走りたい意欲やレースカーを操りたい情熱を抑えきれず、今回のエントリーとなった。これまでルマン24時間レースに29回出場し、4回のクラス優勝を果たしているが、子どもの頃の夢はいまだに変わらず私の心を占領している。ルマンとは生涯をかけて追い求めるに値するレースだ。今後もこの情熱を可能な限り持ち続けていきたい」と意気込みを語っている。
アデス LMP3車両(C)2017 TERRAMOS