2回戦(4/14木)奥原希望(世界ランク4位) 16-21 11-21 スン・ユ(中国:世界ランク14位)21歳の奥原選…

2回戦(4/14木)

奥原希望(世界ランク4位) 16-21 11-21 スン・ユ(中国:世界ランク14位)

21歳の奥原選手より1歳上のスン・ユ選手。183cmの長身。同世代の二人は2012年、日本で行われた世界ジュニア選手権で初遭遇。この時は団体戦でスン・ユ選手が勝利し個人戦で奥原選手が勝利。以後は勝ったり負けたり、対戦成績はほぼ互角のライバル関係。「最近は私の方が大きな大会で結果を出していることもあり、今日のスン・ユ選手は向かってきている感じがした」と奥原選手。

スーパーシリーズファイナルや全英選手権を制したことから私たちはついつい過剰な期待を抱いてしまいますが、スーパーシリーズをすべて勝ち続ける選手は皆無。様々な要素が絡み合って勝敗に影響します。「連続で海外の試合が続いた場合、早く負けてしまうとその週は練習不足になってしまう」と奥原選手。そういう意味では先週のマレーシアオープンで早々に敗退したこと影響があったかも知れません。タイのインタノン選手が先々週と先週を連続優勝し、今大会もまだ勝ち残っていることも「連日の試合でシャトルをたくさん打てている」ことも無関係ではないでしょう。小さな体を目いっぱい精密機械のようなコントロールでラリーを重ねていく戦術は奥原選手の生命線。練習不足のスパイラルに陥ってしまった今回の海外遠征は若干かみ合わなかったようです。では今大会の結果はオリンピックへの危険信号なのかというとそうではないとみてよいと思います。引き続き今後の活躍に期待しましょう。