フランスプロサッカー選手連合(UNFP)の各部門授賞式が5月15日に行われた。最優秀選手賞、最優秀若手賞などが発表された同賞で最後に発表されたのはベストゴール賞。受賞したのはオリンピック・リヨンのメンフィス・デパイだった。デパイが決めた神業…
フランスプロサッカー選手連合(UNFP)の各部門授賞式が5月15日に行われた。最優秀選手賞、最優秀若手賞などが発表された同賞で最後に発表されたのはベストゴール賞。受賞したのはオリンピック・リヨンのメンフィス・デパイだった。
デパイが決めた神業ゴールは3月12日のトゥールーズ戦でのもの。後半37分にハーフウェーライン付近でボールを持ったデパイは、ゴールに背を向けた状態から振り向きざまにシュート。蹴り出されたボールは前に出ていたゴールキーパーの頭上を抜けゴールマウスに吸い込まれた。
マイケル・ジャクソン風のド派手衣装に身を包み登場したデパイは、「ああいうゴールは誰でも自信があれば決められる」と語った。
「自信を持てばできることだが自信を持っていない者が多い。シュートを打つときに迷いを持ってしまう。だが足に力があれば、ああいうゴールを決めることはできる」
超ロングシュートは考えて打ったものではなく、瞬間の判断で狙っていったものだとも話した。
「考えて打ったわけじゃない。ボールを受ける前にはいつもキーパーの位置を見るようにしている。中盤でボールを奪った時に考えたのは、ターンしてシュートを打つことだけだ。少なくともゴールがどこにあるかは分かっていた。だからボールを正しい方向へ打ってゴールに入れることができた。少しの幸運も必要だけどね」
所属していたマンチェスター・ユナイテッドではジョゼ・モウリーニョ監督の構想外となり、2017年1月にリヨンへ移籍したデパイ。イングランドメディアからは補強の失敗例にまで挙げられたが、フランスでは15試合に出場して5得点7アシストと輝きを取り戻している。