【UEFAチャンピオンズリーグ 決勝 リバプールvsレアル・マドリード 2022年5月28日(日本時間28:00キックオ…

UEFAチャンピオンズリーグ 決勝 リバプールvsレアル・マドリード 2022年5月28日(日本時間28:00キックオフ予定 ※トラブルにより約35分遅延)】

 神がかり的な逆転劇で決勝まで勝ち上がってきたレアルと、地力の差を見せつけて勝ち上がってきたリバプール。

 一発勝負の決勝戦で、レアルのカルロ・アンチェロッティ監督はこれまでの路線を継続。フェデリコ・バルベルデを右ウイング起用し、守備を重視して試合をスタートさせた。

 プレスではなく4-4-1-1でブロックを形成するレアルに対し、リバプールは本来であれば右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルド(TAA)が高い位置でボールを持つことで、ブロック内での数的優位を実現させるところだが、それでは攻守が入れ替わった時にレアルの左ウイングであるヴィニシウス・ジュニオールが危険すぎる存在になってしまう。

 そのため、この日のTAAはヴィニシウス番を務めながら控え目な位置取りに。試合は、守備のレアルと攻撃のリバプール、という関係性が続いたが、攻撃し続けるリバプール、という表面的な印象ほどにはレアルの守備計画を破綻させることはできず。ブロックの外でボールを持ち続けるリバプールと、要所を閉ざしたブロックを維持してエラーを起こさないレアル、という一発勝負の決勝戦らしい展開に陥った。

■TAAの活躍

 この状況でレアルにとって最も怖いパターンは、ブロックの中であっても動き出しでボールを引き出すことができるフォワードがリバプールに複数いる、というものだった。

 1人目はサディオ・マネだが、この日は2人目がいなかった。リーグ戦で精彩を欠いていたロベルト・フィルミーノがベンチスタートとなりルイス・ディアスが先発起用されたものの、初の決勝だったためか動きが固く、モハメド・サラーとの関係が機能しなかった。

 TAAが攻撃に厚みを生んだり、マネがブロックの中でボールを受けたりした場合には、ビッグチャンスとなった。

 16分にはTAAのグラウンダーのボールをサラーが合わせたが、レアルのゴールキーパー、ティボー・クルトワが超反応を見せ横っ飛びで防いでみせた。19分には押し込んだところで後方からやって来たTAAがシュートを放ったが大きく上へ外れた。

 TAAがより攻撃に顔を出せばチャンスが増えることは間違いなかったが、ヴィニシウスへの対応を考慮するとそれは不可能だった。TAAはユルゲン・クロップ監督が課したタスクをこなし、ヴィニシウスにはドリブルでの攻め上がりの機会そのものが与えられなかった。

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