■ドウデュース
【中間調整】前走の皐月賞は道中16番手あたり追走から、最終4コーナーでは大外を回って直線へ。手応えよくメンバー最速の末脚でグイグイ伸びてきたが、0秒3差の3着に終わっている。その後、陣営はダービーに向け在厩での調整を選択。GI惜敗の反動はそこまでではなかったらしく、使った分の上積みだけありそうな状況だ。初時計はレース4週間前の5月1日で、これは同様に中5週だった弥生賞⇒皐月賞の中間より早い。その後坂路、コース、プールを併用して意欲的な調整を施されており、疲れは一切感じさせないのがいい。1週前追いには武豊騎手が騎乗し序盤からある程度のラップを刻むと、ラストはグイグイ負荷を掛けられ圧巻の3F35秒5-1F11秒2(一杯)をマーク。時計そのものも凄かったが、いったん抜け出してフワッとなりかけたところで鞍上が仕掛け、気持ちを再着火できていたあたりも秀逸だった。
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【最終追い切り】前走・皐月賞同様、関東への輸送を控えるレース当週はポリトラックで流す程度の内容を消化。いい意味で“遊び”を感じさせる雰囲気で道中は進み、外ラチ沿いに誘導された直線では一転ピリッとした雰囲気からスムーズに加速できていた。メリハリがあり、距離延長にまったく不安なしといった雰囲気だ。
【見解】ここへ来て体調がグングン良くなっているのか、弥生賞、皐月賞と関東で強い相手とタフな内容をこなしたダメージからの回復が早く、理想的な調整過程で来れている。特に今回は前走の中間よりいい状況で、攻めを一気に強めてきた。それでいて精神面でも堂々とできているのはなにより。世代の頂点にいちばん近いのはこの馬だろう。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。




















