管理栄養士としてジムのお客様に食事指導をしている野澤祥さん。現在は、スレンダーな体型の野澤さんですが、約6カ月で15k…

 管理栄養士としてジムのお客様に食事指導をしている野澤祥さん。

現在は、スレンダーな体型の野澤さんですが、約6カ月で15kgものダイエットに成功した過去があるそう。いったい、どんな方法で体重を減らし、ベストな状態をキープしているのか。ココカラネクストでは、野澤さんが実践したダイエット法を聞きました。

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学生あるある。部活引退後に体重が激増

「高校生まで、フィールドホッケーをしていました。引退後、運動量は変わったのに、食べる量は変わらないという生活を送ってしまい…(笑)。気づいたら15kgも体重が増加。もともと栄養や健康にも興味があって進学し、管理栄養士を目指す、栄養について教える立場になろうとしているのに、太ってしまったんです。ぽっちゃりしたという外見の変化だけでなく、カラダが重さを感じ、ここぞという時にすっと動けないという状態でした。」と、当時の様子を振り返る野澤さん。

経験者が語る!ダイエットを成功に導いた3つのポイント

学生生活を送りながらのダイエットは、誘惑も多く、ストレスもあったはず。勉強も遊びも楽しみながら、どのように体重を減らしていったのか。野澤さんが取り組んだことを詳しく紹介します。

【Point 1】運動は日常に取り入れる
時間をつくって走ったりもしましたが、一番は「移動を運動に変える」こと。三日坊主にならないためにも、生活の中でできる運動として、家と学校やバイト先への移動はとにかく歩く。1日でトータル2~3時間は歩いていました。

【Point 2】量より質、カラダに合うものを摂取する
「糖質よりも脂質で太るタイプ」なので調理法を工夫して脂質量を減らし、アマニ油やオリーブオイルなどを質にこだわって摂取するようにしました。また、飲物は、ジュースではなく、水やお茶を選び糖分は極力控えるようにしました。

【Point 3】ご褒美デーを設ける
ラーメンやうどんなどの麺類・甘い物は「週1回OK」と自分ルールを設定しました。

「頑張れる日・頑張れない日があるので、ちょっと難しいなと思ったときは自分を甘やかす。それぐらいの余裕を持ちながらカラダと向き合いました。15kg減という目標を設定しましたが、決して無理はしない、頑張りすぎないと、できるだけストレスを溜めないようにもしました。今も1~2kgの体重増減はありますが、ベスト体重をキープできています。」と野澤さん。

一気に体重を減らそう!ではなく、徐々に体重を減らそうと思い取り組んだそう。リバウンド防止のためにも、カラダとココロへの負担が少ない方法を選ぶのが、ダイエット成功の秘訣かもしれません。

髪質・肌質・体調の変化。ウォーキングと食生活の見直しでカラダに起きたこと

体重15kg減は、さまざまな変化があったそう。

「運動と食生活の見直したこともあり、体調が良くなり、肌荒れもなくなり、髪質にも変化がありました。太っていた時はくせ毛が酷かったんです。髪質の変化は私もびっくりして、その理由がとても気になったので後から調べたのですが、腸内環境が影響しているようです。質の良い食事をしたことで、必然的にカラダに負担がかかるものを摂らなくなって、腸内環境が整い、髪質も変わったのだと思います。髪のパサつきやゴワゴワが気になる方は、ぜひ食生活を見直してみてください。」

現在は、仕事柄週2回ほどはジムでトレーニングをしているそうですが、移動を歩くに変えた運動習慣と、質を意識した食生活は継続しているそう。マイナス15kg減に成功し、ベストな状態を保っているダイエット法。参考にしてみてください。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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野澤祥

管理栄養士・エステティシャン

学生時代、国家資格である管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。
都内のヘルスケアIT企業に就職後、食事指導のできるエステティシャンとして年間800人以上を担当し、5店舗を束ねる責任者となる。その後、「一層お客様に寄り添ったエステをしたい」という想いから独立し、QUALITASに参画する。