[元日本代表FW黒部光昭インタビュー]がんばる子に育つ!親が用意するべき3つの環境とはhttp://www.sakaiku.jp/column/interview/2016/011478.html元日本代表のストライカーで、現在はJ3カター…

[元日本代表FW黒部光昭インタビュー]
がんばる子に育つ!親が用意するべき3つの環境とは
http://www.sakaiku.jp/column/interview/2016/011478.html


元日本代表のストライカーで、現在はJ3カターレ富山の強化部長を務める黒部光昭さん。現役時代はさまざまなJリーグクラブで、その抜群の身体能力を活かして活躍してきました。今回、現役を引退されたばかりの黒部さんに「子どものころにやっておきたいこと、身につけておきたいこと」をテーマにお話を伺いました。(取材・文 杜乃伍真)

(※以下、記事の一部を抜粋)

■負けず嫌いが身につく環境を

黒部さんが子どものころに身につけておいてほしいこととして挙げるのが、負けず嫌いの気持ちを持つこと。

黒部さんは男3人兄弟の次男。徳島では黒部3兄弟として有名な幼少期を過ごしたそうですが、黒部さんの最大のライバルは兄でした。

「ふたつ上の兄は自分がどれだけがんばっても身体能力で勝てない、つねに上をいく存在でしたね。小学生のときに陸上大会に駆り出されて60メートルハードの県大会に出場したのですが、兄は県大会で4位、ぼくはその2年後の県大会で5位だったのでそれが本当に悔しくてしょうがなかったんです。どうしても兄貴の上に行きたいと思いながら過ごした幼少期の環境はぼくにとってすごく良かったと思いますね」

黒部さんは「がんばるための理由付けがあれば、負けず嫌いになれる」と考えています。

「子どもならば誰もが、いつか壁にぶつかると思うんです。ああ、この選手は自分よりうまいなあ、と思う瞬間が絶対にきます。僕にもそういうときが何度もありました。でも、そこで諦めたら成長は止まってしまいます。そのときに、もっとサッカーがうまくなりたい、と思えるかどうか。その理由付けがあればいいと思うんです。自分の好きな女の子がサッカーがうまい子が好きだとして、もっとうまくなったら彼女が振り向いてくれるかな? と思うことで頑張れるのならそれでいいと思うし、親御さんが『優勝したらスパイクを買ってあげるね』という理由付けをしてあげて子どもがサッカーに夢中になって頑張るのならばそれでもいいと思うんです」

いまはコーチが子どもにがんばる理由付けをしてがんばらせようにも、あまり厳しい指摘や声がけがはばかられるような時代。黒部さんはキーになるのは親御さんだと言います。
 
「親御さんが子どもにまず好きなことをやらせてあげて、そこで『もっと気持ちが出せるよね?』と背中を押してあげるのもいいでしょうし、子どもに火がつくような環境設定をしてあげて子どもの様子をじっと待つのがいいと思いますね。それでも子どもの心に火がつかないのならば、やっぱりそれは種目の向き、不向きはあると思うので、別の道を選ぶのも良しだと思います。親御さんとしては子どもが最大限がんばれる環境設定をしてあげて、子どもがサッカーが夢中になれるかどうか、その心を尊重してあげるスタンスが大事だと思います」


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