リゾートトラストレディス初日 国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。1998年度生まれで「黄金世代」の吉川桃(国際スポーツ振興協会)が、3バーディー、ボギ…

リゾートトラストレディス初日

 国内女子ゴルフツアーのリゾート トラストレディスが26日、山梨・メイプルポイントGC(6580ヤード、パー72)で開幕した。1998年度生まれで「黄金世代」の吉川桃(国際スポーツ振興協会)が、3バーディー、ボギーなしの69で好発進した。昨年12月のツアー最終予選会(QT)で31位に入り、今季前半戦の出場権を獲得も、出場11戦で7度の予選落ち。首痛に悩まされてきたことも要因だが、枕なしで寝ることなどで状態が良くなったと語った。

 会心のラウンド後、取材に応じた吉川は「ずっと首の痛みに悩まされてきました」と明かした。

「ヘルニアの1歩手前です。去年からですが、2週間前に痛くなって試合を休んで、ショットも見直しました。切り返しの前に右肩が上がりすぎて、首に負担をかけるスイングになっていたので、そこも修正しました」

 現在、「痛みはなくなった」と言うが、医師からは「本当は2か月かけた治療が必要」と伝えられている。だが、ツアーを転戦し、リランキングで後半戦の出場権を獲得するには、「休んではいられない」のが本音だ。

 吉川は「痛みが出ないように毎日ケアしていますし、姿勢をよくして肩を動かしています。毎日、寝て起きて『今日はどうかな』という感じですが、私は枕なしで寝た方がいいということが分かってきました。タオルは敷いていますけど」と日々の対処法を語った。

 ゴルフのプレー中は、前傾して下を向く時間が長い。それだけで首に負担はかかり、首痛はプロゴルファーの「職業病」とも言える。ただ、少しでも状態を良くするために、吉川は「スマホを見る時間も減らしました」と言った。自己との闘いも続けていく。(THE ANSWER編集部)