テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク57位のL・ムセッティ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-2, 6-3, 6-2…

テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は24日、男子シングルス1回戦が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク57位のL・ムセッティ(イタリア)を5-7, 4-6, 6-2, 6-3, 6-2の逆転で破り、初戦突破を決めた。
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昨年、準優勝を果たしているチチパスはこの日、第4ゲームに最初のブレークを奪うも2度のブレークを許し第1セットを落とす。続く第2セットでは序盤から4ゲームを連取されてセットカウントは0-2に。
後がないチチパスだが、第3セットではファーストサービス成功時に100パーセントの確率でポイントを獲得。2度のブレークを奪ってセットカウントを1-2とすると、第4セットでも2度のブレークを奪いセットカウント2-2と追いつく。
勝負のファイナルセット、第1ゲームからブレークに成功すると、第5ゲームでも相手のサービスを破り3ゲームを連取。3時間半超えの一戦を大逆転で制した。
男子プロテニス協会のATPは試合後のチチパスのコメントを公式サイトに掲載。昨年のファイナリストは次のように逆転劇を振り返った。
「あのような状況になると登らなければならない山があるんだけど、それを登ることができた。着実に勢いを取り戻すことができたよ」
「彼(ムセッティ)は才能あるプレーヤーで、片手打ちのバックハンドがとても巧みなんだ。彼はクレーコートでのプレーを熟知しているし、このコートで成長してきたんだ。間違いなく難しい相手だったよ」
なお、勝利したチチパスは2回戦で世界ランク134位のZ・コラージュ(チェコ)と対戦する。コラージュは1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク10位のL・プイユ(フランス)を6-3, 4-6, 7-5, 6-4で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのD・メドベージェフ、第8シードのC・ルード(ノルウェー)、世界ランク56位のL・ジェレ(セルビア)、同70位のR・ガスケ(フランス)らが2回戦に駒を進めている。

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