24日から始まる交流戦を前に中日に激震が走った。23日、中日の中村紀洋1軍打撃コーチと波留敏夫2軍打撃コーチを入れ替えることが23日、NPB(日本野球機構)で公示された。
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今回の配置転換は立浪監督の判断だという。チームは交流戦前の試合を5連敗、借金4で終えていた。22日に行われた広島戦(マツダ)では先発・柳が8回途中を3安打1失点と好投したものの打線の援護なく敗戦。5安打完封負けとなったことに試合後の立浪監督は「投手は口には出せないと思いますけど、今日は打線ですよ。もう少し気持ちを打席の中で出していかないと。何とかしようという気持ちをもっと持たないと」とコメントしていた。
一時は貯金を作るなど健闘していたチームも最近は足踏みが続いていた。石川昂、岡林、鵜飼、根尾など若い力が伸びてきたことで注目を集めていた矢先の出来事となった。
一方でこの配置転換に関してはこんな声が上がる。
「コーチ陣の配置転換はテコ入れの意味も含め各チーム行うこともあるが、まず時期が早い。よほどこの序盤の戦いで立浪監督の腹にすえかねたことがあったのではないか」(球界関係者)
今季から一軍打撃コーチを務める中村紀コーチは現役時代の交流から自身が招聘(しょうへい)したコーチだった。現役時代通算404本塁打を放ったこともあり、長距離砲育成手腕が期待されていた。
渦中の人事に関し、親交の深い野球評論家のデーブ大久保氏は直接、立浪監督と言葉を交わしたという。23日にYouTubeチャンネルを更新。その中で立浪監督の言葉を紹介する場面があった。
「何かあったの?」と問うデーブ氏に対し、立浪監督は「デーブさん、何にもないです」「トラブルがあったとか、人間関係だとか、本当に何もないです」と確執説を否定してみせたという。
その上で今回の配置転換の要因について「(二軍配置転換は)コーチとしての勉強をしてもらいたいのも(理由として)ひとつあるんです」とコーチとして幅広い視野を身に着けてもらうための、あくまで前向きな『入れ替え』であることを強調していたという。
一方、「コーチとしての勉強」は一軍でもできるワケでやはり入れ替えには、方向性の違いや何かしらの要因が関わっていると見るムキも多い。
そして打撃コーチ陣にメスが入れられた形となったが、今回の配置転換でコーチ陣にも一気に緊張が走ることになりそうだ。
これまでも立浪監督といえば、春季キャンプ時には「ヘラヘラ笑っている選手がいたら外すよ」と喝を入れるなど、近年の野球界では珍しい、剛腕モードが注目を集めていた。今月4日のDeNA戦(横浜)では守備で失策した遊撃の京田を試合中に名古屋に強制送還させたことも話題を呼んだ。選手に向けられていた厳しい視線は結果を出せないコーチ陣にも向けられるのは必至。
今後も「真相」をめぐって、チーム内のピリピリムードは続きそうだが、衝撃のコーチ人事を境にチームの戦いぶりにも注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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