ツアー史上最速10戦5勝の快挙につながった16番のスーパーイーグル 国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディス最終日が22日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で行われた。首位から出た20歳・西郷真央(島津製作所)が1イー…

ツアー史上最速10戦5勝の快挙につながった16番のスーパーイーグル

 国内女子ゴルフツアーのブリヂストンレディス最終日が22日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C(6713ヤード、パー72)で行われた。首位から出た20歳・西郷真央(島津製作所)が1イーグル、2バーディー、1ボギーの69で回り、通算13アンダーで逃げ切りV。ツアー史上最速10戦で5勝という快挙となった。その歴史的Vを呼んだのは、16番のスーパーイーグル。バンカーからねじ込み、「これは鳥肌」「何なのこれ?!」とSNSも大反響となった。

 この一打が歴史的Vを呼び込んだ。4人が首位で並んでいた16番パー5、西郷は第2打を右ラフからウッドを強振し、攻めた。ボールはグリーン左のバンカーへ。ピンまで25ヤード。「(11番で)バンカーショットをしていたので今日の砂質は分かっていましたし、ライも良かった」。そして、ここから放ったアプローチを巧みに転がし、イーグルを奪取。ギャラリーもこの日一番の大歓声が上がるスーパーショットで大混戦を抜け出した。

 日本女子ゴルフ協会(JLPGA)公式ツイッターも「観客総立ち 西郷真央がバンカーからチップインイーグル」と伝え、動画を紹介。「歓声凄い!」「持ってるね!」「これは鳥肌」「あっぱれ!」「痺れるーーー!!!」「これはスターだわ」「凄すぎる」「何なのこれ?!」とファンから反応が寄せられた。当の本人も「打ちやすい状況でしたが、まさか入るとは思わなかったので、ビックリしました」と振り返る一打だった。

 西郷は今後近く渡米して、全米女子オープン(6月2~5日)に出場。中2週で開催の全米女子プロ選手権にも出場する。初挑戦となる海外の大舞台。「世界トップレベルの舞台に自分が立てる喜びはあります。ただ、学びに行くだけではもったいない。結果として残せるようにしたいです」と力強く言った。ついに今季、才能を花開かせた絶好調の20歳。日本で磨いた技を存分に発揮し、海の向こうから雄姿をファンに届けるつもりだ。(THE ANSWER編集部)