これでは勝てない。阪神は20日の巨人戦(甲子園)に延長戦の末に6ー2と敗れた。9回二死から大山が起死回生の同点ホームランを放つも延長12回にリリーフ陣がつかまった。
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先発は今シーズン好投を続けている青柳。丁寧に投げ巨人打線を封じていたが、6回に岡本和に2点適時打を浴びて先制を許す。その後、9回二死から大山がデラロサのスライダーを捉え、同点7号2ランを放ち反撃ムードを高めるもあと一本が出ず。
最後はミスが勝負の分かれ目となった。延長12回、先頭の中山の打球を遊撃の中野がファンブルし、悪送球で塁に出すと一気に流れは巨人に。続く岸田に死球を与え、丸に右前打を許し無死満塁のピンチを招くと、迎えた立岡にアルカンタラが勝ち越しとなる右前適時打を浴びた。代わった渡辺も代打・中田に中前へ2点打を許すなど、この回は打者10人の猛攻を受け4失点、勝負は決まった。
試合後の矢野監督は「ずっとね、ミスが点になって、決めるところで点が取れないっていうね」とコメント。拙守が足を引っ張り、得点力不足に悩まされている現状を嘆くしかなかった。
この日の守備に関してはこんな声も上がる。
「中野は前日の試合でもミスをしたばかり。この日も記録上は安打となったが、6回のウォーカーの当たりもしっかりとってほしかった。点がとれないことがクローズアップされているが、これだけ拙守が続けば、投手との信頼関係も崩れる」(球界関係者)
中野は19日のヤクルト戦でも初回二死一、二塁から相手捕手、中村のショートゴロをファンブル、二死満塁のピンチを招いていた。好投を続ける投手陣を援護する守りができていないばかりか、足を引っ張っているとあって、改めて守備に向き合う姿勢が問われている。
またこの日は用兵に関しても疑問の声が出た。現在チームは梅野を故障で欠く中、先発の坂本に6回に代打を送ったことで、7回からは控え捕手の長坂がマスクをかぶることに。2点を追う8回一死二、三塁、同点の延長10回一死二塁でともに空振り三振に倒れた。
ベンチには昨年まで捕手を務めた原口も残っていた。好機に代打を送る選択肢もあったが、打つべき手を打たずに敗れたことで後味の悪さが残った。
「まずは今出ているメンバーの状態が上がってくることが必要」と話す矢野監督だが、同様のコメントは4月から続いている。チームが不調なときにどう動かすのか。首脳陣のハンドリングもより重要となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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