■アートハウス
【中間調整】前走の忘れな草賞が4カ月ぶりの出走。少頭数のレースらしくスローで流れ、レースラップはラスト3Fが34秒4(11秒7-11秒6-11秒1)という切れ味勝負となったが、アートハウスはメンバー最速34秒0の末脚で中団馬群から抜け出し、あっさり勝ち切ってみせた。才能の非凡さは疑う余地なし。その後は目標のオークスに向け、在厩で調整されている。当初は久々で好走した反動からの回復に時間を割き、4月29日に坂路ラスト2F13秒3-12秒7(馬なり)をマーク。まずまず順調な立ち上がりを見せている。CWでの1週前追いには川田騎手が騎乗し、忘れな草賞を思わせるかのような尻上がりの切れ味から、大きく追走先着を果たした。
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【最終追い切り】これまでの3戦、最終追いはすべてコース追い(CW→芝→CW)だったが、初めてとなる関東への輸送を考慮してか今回は坂路追いでの最終追いに切り替えてきた。この日も川田騎手が騎乗し、目標とした古馬2勝クラスへ楽に取り付き併走。やや気負いを感じさせるが、まずまずのバランスを保ち、最後はゴーサインに反応してアタマほどの先着を果たしている。
【見解】中間の乗り出しが遅くなったのは、前走快勝の反動が少なからずあったのかもしれない。1週前のCW追いは豪快だったが、前走時からの大きな上積みまでは感じられなかった。最終追いを坂路へ切り替えた慎重策も体調面の上積みより、精神面のバランス調整を取らざるを得なかったと見るべきかも。それらをすべて杞憂に終わらせる大器……という可能性は秘めるが、人気ほどの信頼は置きづらい。
総合評価「B」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。













