6月にパラグアイ代表やブラジル代表ら4か国と対戦予定の日本代表。5月20日にメンバー発表を控えているが、今回の6月シリ…

 6月にパラグアイ代表やブラジル代表ら4か国と対戦予定の日本代表。5月20日にメンバー発表を控えているが、今回の6月シリーズは、カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた絶好の腕試しの機会だ。
 しかし、現在のチームには得点を量産できるストライカーが不在。そこで編集部では、国内外で活躍しており、代表でも起用に値するCFを選出した。

■大迫の不調

 ここまで森保一監督の絶対的な信頼を得ているのが、ヴィッセル神戸のFW大迫勇也

 しかし、カタールW杯のアジア最終予選では、8試合でスタメン出場しながらもわずか2ゴール。アシストは0となっており、得点という結果に限定すると、十分なパフォーマンスを発揮しているとはいえない。

 さらに、神戸では今季、J1リーグ10試合に出場して1ゴール1アシスト。不調にあえぐチーム同様、苦しい時期が続いている。

 CFの仕事はゴールだけではないが、やはり最も求められるのは得点力。現在の大迫については、代表での代役を求める声も少なくない。森保ジャパンで、大迫のライバルになり得る選手とは誰なのか。

■J1得点ランキング首位の怪物

 まずは鹿島アントラーズ上田綺世だ。

 新生鹿島を引っ張るストライカーは今季、ここまで13試合に出場して驚異的な8ゴール。得点ランキング首位に立っており、まさに絶好調だ。
 
 各月のJリーグにおいて、最も活躍した選手に送られるKONAMI月間MVPでは、2・3月度で受賞しており、その活躍は誰もが認めるところ。

 特徴としては、リーグ屈指のフィジカルに加えて裏に抜け出す瞬間の体の向き、トラップの正確さを兼ね備えていることがある。そして、特筆すべきはシュート技術とその威力だ。時折見せるワンステップミドルはまさに脅威で、ボールを持ち運びながらDFとの間合いをずらしてから打つシュートは鹿島時代の大迫を彷彿とさせる。また、5月18日に行われたルヴァンカップのグループステージ第6節ガンバ大阪戦では、GKが一歩も動けないゴラッソを決めて話題を呼んだ。

 クラブの偉大な先輩と肩を並べるほどの実力を持つ怪物ストライカーは、招集は確実だと思われるが、果たして6月シリーズで起用されることになるだろうか。

セルティックを優勝に導いた男

 2021シーズン途中、得点ランキング首位に立ったままヴィッセル神戸からセルティック加入となった古橋亨梧も、代表で起用すべきストライカーの1人だ。

 初の海外挑戦にもかかわらず、堂々としたプレーを披露すると、今季スコティッシュ・プレミアシップ第2節でハットトリックを記録。勢いを止めることなくネットを揺らし続けると、昨季J1と今季スコティッシュ・プレミアシップの両リーグで同時に得点ランキング首位に立つという衝撃の活躍ぶりを披露。

 今年1月からは長期離脱を経験して残念ながらシーズンフル稼働とはならなかったものの、公式戦33試合で20ゴールを挙げており、2年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 神戸でファン・マ・リージョ監督の下、ポジショニング技術を叩き込まれた古橋。セルティックではその正確な位置取りによって少ないタッチ数での得点を可能にしており、アンジェ・ポステコグルー監督の信頼をつかんでいる。

 最終予選では左のサイドアタッカーを任されることもあったが、やはり適正ポジションはCF。田中碧守田英正南野拓実たちからの正確なラストパスをゴールに沈める古橋を見てみたい。

■191cmの基準点型CF

 シント=トロイデンで一皮むけた原大智も、代表で見てみたい存在だ。

 原は今季、デポルティーボ・アラベスからのレンタル移籍という形でシント=トロイデンでプレー。ジュピラー・プロ・リーグでの前半はなかなか得点できず苦しんでいたが、後半17試合で覚醒。7度もネットを揺らしてリーグ合計8ゴールとし、チーム内の得点ランキング首位となった。

 中央で収めることができ、ペナルティエリア内からのヘディングで得点を狙える原は、いわゆる基準点型CF。ポストプレーも得意で、タイプとしては大迫に似ているが、その好調ぶりを見ると代表での起用を期待したくなる。

 また、先日23歳の誕生日を迎えたばかりで、カタールW杯までに再び化ける可能性もある。その時期までに試しておきたいところだ。

 森保監督は今回の6月シリーズに際して、何人か最終予選に招集していない選手を見てみたい、と言っていたが、若きストライカーたちのうち、果たして何人がメンバー入りを果たせるか。

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