劇的なサヨナラ勝ちの裏で・・・。巨人は17日の広島戦(宇都宮)に3ー2のサヨナラ勝ち。ベテラン中島が9回に巨人に移籍後初となる逆転サヨナラ打を放ち、試合を決めた。チームはこれで2位に浮上した。
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チームを支えるベテランが底力を発揮した。2点を追う9回。無死満塁からまずポランコが適時打で1点を返すと、尚も無死満塁の好機にターリーのチェンジアップを捉え、左翼線へ運んだ。値千金の逆転サヨナラ2点適時打を放ったヒーローは自身がかつて自主トレを行ったという思い出の地、宇都宮でナインから手荒い祝福を受け、笑顔をはじけさせた。
一方で歓喜の輪に加われなかったのは、この日9回に登板した高橋だった。先発した15日の中日戦を2回途中6安打4失点KO。先発として3試合連続で結果を示せなかったことで中継ぎ降格が告げられていたが、中1日となったこの日、2点を追う9回に登板した。しかし先頭の坂倉を四球で歩かせると、続く小園に中前打を浴び、無死一、二塁となった場面で一死も奪えずに降板となった。この高橋の起用について原監督は「何とか優貴を(チームの)輪に入れたいというところではあるけれども・・・」となかなか浮上できない左腕にもどかしさを示した。
一方で今回の高橋の起用に関してはネット上から「まるで見せしめ」「1回下に落としてじっくり調整したほうがいい」と物議をかもしている。こういった声が飛び交う背景には最近の高橋の起用も関係している。
開幕は中継ぎスタートとなった高橋が先発を務めたのは5月1日の阪神戦から。注目を集めたのは先発2試合目の登板となった8日のヤクルト戦だった。1ー1の同点で迎えた5回。先頭の投手に四球を与え、二死二塁となった場面で2番手の鍬原にスイッチとなった。その時点では1失点、しかも勝利投手の権利を得る目前の4回3分の2で降板となり、投げていた高橋もあっけにとられた表情を見せたほど。次の登板となった15日の中日戦でも初回は三者凡退に抑えながら、2回に突然乱調となり、早期降板となってしまった。
また今の高橋の状態に関してはこんな声も上がる。
「以前桑田コーチがルーキーの赤星を下に下げたときにメンタル面に言及したことがありましたが、正に今の高橋も同じような状態にあるのではないか。マウンド上でも不安そうな表情を見せるなど、上で投げられるような状態ではないようにも感じます」(放送関係者)
5月3日の広島戦に先発し4回途中12失点KOを食らい、抹消したルーキーの赤星に対し桑田投手チーフコーチは「メンタルの部分でもちょっと底にきてるのかな」とコメントしたことがあった。このときと同様に不振が続いていることで高橋のメンタル面も心配されている。
一方、厳しい采配も高い期待をかけるからこその面もある。
「昨年チームチップの11勝をあげた高橋には何としても復調してもらいたいという気持ちが首脳陣にはあるのでしょう。ただ、本人が起用法含め今は混乱しているようにも見える。1度下に落として、再度問題点を洗い直す時間が必要かもしれません」(同)
戦列を離れていた首位打者の吉川も復帰。これでキャプテン・坂本が復帰すれば、さらに攻撃の層は厚くなる。投手陣の整備が急務となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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