ブンデスリーガ最終節、ヴォルフスブルクvsバイエルンが14日にフォルクスワーゲン・アレーナで行われ、2-2のドローに終わった。

デア・クラシカーで前人未踏の10連覇を達成したバイエルン。以降のリーグ戦ではマインツ、シュツットガルト相手に1敗1分けと2戦未勝利。そのマインツ戦後には選手たちのイビサ島への旅行に対して、批判も起きてやや後味の悪い状況が続く。

そういった中、今季王者として有終の美を飾りたいナーゲルスマン率いるチームは、ホーム最終戦勝利を目指す13位のヴォルフスブルクとのシーズン最終戦に臨んだ。主力温存の可能性もあったが、出場停止のコマンらを除き主力を起用。守護神ノイアー、キミッヒ、ミュラー、レヴァンドフスキらがスタメンに名を連ねた。

ホームサポーターが持ち込んだ発煙筒の影響で数分遅れでのスタートとなった今季最終戦。立ち上がりからボールを握って相手を押し込む今季王者はミュージアラ、ゴレツカと早速フィニッシュのシーンを作り出すと、11分にはレヴァンドフスキがボックス右から右足アウトにかけた技ありのシュートでGKカスティールスにビッグセーブを強いる。

一方、守勢が続くホームチームも14分には右CKの場面でアルノルトの右足アウトスウィングのクロスをラクロワが頭で合わすと、これが左ポストを叩き最初の決定機とした。

それでも、完全に試合の主導権を握るバイエルンは17分、右CKの場面でキッカーのキミッヒが正確な右足アウトスウィングのクロスを入れると、ゴール前で競り勝ったスタニシッチが頭で合わせる。浮き球となったこのシュートがゴール左隅の完璧なコースに決まった。

スタニシッチのトップチーム初ゴールによって幸先よく先制に成功したバイエルンは、畳みかける攻めを見せていく。24分にはミュージアラがゴールネットを揺らすが、ここはオフサイドポジションのアルフォンソ・デイビスがGKの動きを制限したとの判定でゴールは認められず。

以降はホーム最終戦を白星で飾りたいヴォルフスブルクが、カウンターやセットプレーでチャンスを作り出し、試合はやや拮抗した展開に。それでも、40分にはゴレツカのボックス付近でのキープからボックス手前右のミュラーが左足で入れた正確なクロスをファーに走り込んだレヴァンドフスキが巧みなヘディングシュートをゴール左隅に流し込み、相棒とのホットラインで今季35点目を奪った。

その後、前半終了間際の45分には左に流れたクルーゼからの正確な折り返しを、ボックス右のウインドが巧みな左足のトラップからすかさず左足を振り抜いてゴール左隅にシュートを突き刺し、1点差に詰め寄るゴールを記録。試合への興味を繋いで後半を戦うことになった。

後半は1点を返した勢いに乗るヴォルフスブルクが優勢に試合を運び、幾度か際どいシーンを作り出す。すると、58分には左サイド深くに侵攻したファン・デ・フェンからのグラウンダーの折り返しに反応したファーサイドのクルーゼがワンタッチで流し込み、早い時間帯にスコアをタイに戻した。

後半に入ってなかなかリズムを掴み切れないバイエルンは、ミュラーに代えて今季限りで退団のチュポ=モティング、67分にはニャブリを諦めてサネを投入。徐々にフィニッシュの場面を増やしていくが、最後のところで粘る相手の守備を崩し切れない。

膠着状態が続く中、バイエルンは81分にノイアー、キミッヒ、アルフォンソ・デイビスを下げて第3GKフリュヒトル、ビドビッチ、リチャーズと若手をピッチに送り出し、引き分け良しの割り切った采配を見せる。

その後、88分にはミュージアラのスルーパスに抜け出したサネにビッグチャンスが訪れるが、GKとの一対一を決め切ることができず。絶好の勝ち越し機会を逸した。そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2点のリードを守り切れなかったバイエルンは優勝決定から3戦未勝利で今季を終えることになった。

なお、有終の美を飾ることはできなかったバイエルンだが、この日の2ゴールによって今季のリーグ戦アウェイゴール数を「49」として1シーズンでの最多記録を樹立。また、今季35ゴールのレヴァンドフスキはゲルト・ミュラー氏に並ぶ歴代最多タイの7度目の得点王に輝いた。