ほけんの窓口レディース第2日 女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。22位で出た昨季賞金女王の22歳・稲見萌寧(Rakuten)は4バーディー、ボギーなしの68で…

ほけんの窓口レディース第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディース第2日が14日、福岡CC和白C(6299ヤード、パー72)で行われた。22位で出た昨季賞金女王の22歳・稲見萌寧(Rakuten)は4バーディー、ボギーなしの68で回り、通算6アンダーで首位と4打差の7位に浮上。昨年11月以来のツアー通算11勝目を射程圏内に捉えた。首位は10アンダーの渡邉彩香(大東建託)。

 稲見がジワジワと上がってきた。出だしの1番で5メートルのシビアなパーパットを決めると、2番も7メートルのパットを入れてバーディー。4番は残り75ヤードから1メートル、6番は90ヤード弱から1メートル半につけて1つずつ伸ばした。「クラブ自体は悪くないですね。スイングに違和感があって、それがハマっていない。逆球が出たり、自分のミスです」。好スコアにも反省が口をついた。

 昨年は今大会までに4勝を積み上げ、破竹の勢いで勝ち続けた。終盤は腰痛に苦しみ、今季は複数回トレーナーを変更した末、昨季までのトレーナーと再契約。優勝こそ届いていないものの、2位1度、前週3位と復調の兆しを見せていた。しかし、調子については「なんとかよくなっていると感じていなくはない」と中途半端な状況。まだ優勝争いは頭の外に置いておきたいようだ。

「その場のことに必死すぎて、優勝争いをしている感覚はないです。パットがそこそこうまくいっている。ちょっとずつ上位にこれたかなと思うくらいで、ぶっちぎり(で勝ちにいくという感覚)はまだどうかなと。常に上位で戦えば勝つ確率は出てくる。もっと上位に近づいたり、トップに立った時に意識できれば。プレー中に意識する必要もないと思うし、余裕がある感じをもっていないといけない」

 勝利から遠ざかっても、焦りについては「全く」と強調。「焦ってもいいことがない。全員が早く勝ちたいと思っている。そのためにどうすべきか考えています」。大好きな明太子をおにぎりに入れて朝1個、ラウンド間に3個をペロリ。福岡の食も楽しみながら結果を残す。(THE ANSWER編集部・浜田 洋平 / Yohei Hamada)