■ファインルージュ
【中間調整】昨年は桜花賞で3着、秋華賞で2着と牝馬三冠路線で存在感を発揮した実力馬。今年はマイル路線を意識し、2月の東京新聞杯から復帰している。その前走は1番人気ながら1馬身3/4差の2着までだったが、爪の弱さがあり調整は順調ではなかったし、実戦では窮屈なところに入り位置を下げる不利があった。外をスイスイと伸びた1着馬とそこまでの差はなかったと見るべきだろう。その後は春の大目標、ヴィクトリアマイルを念頭に放牧でリフレッシュ。4月18日に美浦へ戻り、20日にさっそくウッドで速いところをこなせていた。以降、ウッドと坂路を併用するいつも通りの調整内容を消化。1週前追いでは京王杯SCに出走する僚馬スカイグルーヴを追走し、手応えで若干見劣ったものの力強い伸びを見せて併入に持ち込んでいる。
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【最終追い切り】最終追いはウッドコースで前後に馬を置き、直線ではタイトに挟む形の3頭併せを行った。かなりのプレッシャーが掛かる状況ながらブレずに自分の走りに集中。左右2頭が先に仕掛けられても鞍上の指示をしっかり待ち、満を持して仕掛けられると鋭い反応から1頭に先着、1頭と併入に持ち込んだ。
【見解】肉体面のケア、心肺機能の鍛錬はほぼ牧場で完了できていたようで、トレセンではバランスや操縦性、そして精神面の調整に専念できている。牧場との連携がきわめて緊密に取れている、この厩舎らしい調整過程だ。最終追いでは仕掛けをギリギリまで待てる、精神面での研ぎ澄まされぶりが見て取れた。文句なしの好気配。
総合評価「A」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。













