タレントの山田邦子が自身のYouTubeチャンネル「クニチャンネル」を更新。11日に急死したダチョウ倶楽部の上島竜兵さん(享年61)について語った。
動画冒頭で「まだ信じられない、これは悪い冗談」という言葉を繰り返した山田。この件についてテレビ番組からの出演依頼もすべて断ったという。
山田は現在出演中の演芸場でも「テンションがすごく下がって。40年以上もやっているバスガイドさんネタを間違えました」と告白する。鉄板のネタを間違えるほど、気持ちの整理がつかず、未だ混乱しているという。
同じ年の上島さんとは同じ事務所で長く過ごし、様々な思い出を共有した。中でも忘れられない出来事をこう語る。
ある誕生日の日、たまたま夜中に一人で居酒屋を訪れたところ、そこに上島さんが居合わせたという。当日がバースデーと知った上島さんは、夜中にも関わらず、ケーキやワイン、素敵なワイングッズを手に入れようと奔走してくれたという。
「安いワインでもデキャンタして飲もうとか言ってくれて。すごく嬉しかった」常に人のことを考える上島さんらしく、山田を気遣った場面が特に印象に残っているという。
最近では山田が闘病生活を送った後も、快気祝いをダチョウ倶楽部が取りしきって行ってくれるなど、交流は続いていた。
それだけに今回の件では悔しさ、寂しさがぬぐいきれないという。「何か(話を)聞いてあげたかったし。何かできたんじゃないかってね」と後悔の念を募らせる。
また今回のような出来事に接して改めて感じたこともあるという。「具合悪いな、調子悪いなというときはカウンセラーとか病院の先生を頼っていくべき」とも話した。最後は「ご冥福を心からお祈りします。寂しい」と締めくくった山田。その表情は最後まで沈痛なままだった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「辛くなったら私を見ろ」タレント・山田邦子が暗い世の中へ贈る言葉とは