権威あるリング誌が最新版格付けランクを発表 世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」は、全階級のボクサーを格付けした「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を12日(日本時間13日)までに更新した。7日(同8日)にプロ2敗目を喫…

権威あるリング誌が最新版格付けランクを発表

 世界で最も権威あるボクシングの米専門誌「ザ・リング」は、全階級のボクサーを格付けした「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」を12日(日本時間13日)までに更新した。7日(同8日)にプロ2敗目を喫したカネロこと世界スーパーミドル級4団体統一王者サウル・アルバレス(メキシコ)は、長く君臨したトップから6位に陥落。WBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)は、3位で半年ぶりにトップ3に復帰した。

 PFPとは全17階級あるボクサーの実力を比較し、体重差がなかった場合の最強選手をランキング化したもの。カネロはWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチで、スーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に0-3の判定負けを喫していた。昨年11月の更新で約2年ぶりにトップ3から陥落していた井上は、4位から3位に浮上した。

 カネロが陥落し、オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)が1位に、テレンス・クロフォード(米国)が2位にそれぞれ1つずつランクアップ。井上は6月7日にさいたまスーパーアリーナで世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)と3団体統一戦を予定。上位2人も世界的猛者だが、強敵ドネアへの勝ち方次第では日本人初の1位浮上の可能性もある。

 カネロを下したビボルが8位に入り、10位だったWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔がトップ10から姿を消した。

 リング誌の最新PFPは以下の通り。

1位 オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
2位 テレンス・クロフォード(米国)
3位 井上尚弥(日本)
4位 エロール・スペンスJr.(米国)
5位 ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
6位 サウル・アルバレス(メキシコ)
7位 ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
8位 ドミトリー・ビボル(ロシア)
9位 ジョシュ・テイラー(英国)
10位 ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)(THE ANSWER編集部)