14歳以下は男女ともシード勢が準々決勝に進出5月12日、千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)にて「2022 DUNLOP CUP全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大…

14歳以下は男女とも
シード勢が準々決勝に進出

5月12日、千葉県・吉田記念テニス研修センター(TTC)にて「2022 DUNLOP CUP全国選抜ジュニアテニス選手権大会兼ワールドジュニアテニス世界大会代表選考会」が開幕。大会1日目は14歳以下男女シングルスの1・2回戦とコンソレーション(敗者復活戦)1・2回戦が行われた。

【画像】14歳以下男女のドロー表(勝ち上がり表/男子は1回戦終了時のもの)はこちら

同大会は、14歳以下と12歳以下の選手による大会。過去の優勝者には、錦織圭(第19回/12歳以下)や奈良くるみ(第21回/12歳以下、第25回/14歳以下)、内山靖崇(第22回/12歳以下)、西岡良仁(第25回/12歳以下、第30回/14歳以下)ら世界のトップレベルで活躍するプレーヤーたちが名を連ね、同大会での優勝は世界への登竜門となっている。さらに、14歳以下のカテゴリーは、ワールドジュニアテニス世界大会の代表選手選考も兼ねて行われる。

大会初日に行われた14歳以下男女シングルス1・2回戦。男子は、第1シードの鈴木流斗(TCコスパ八尾南)や第2シードの田畑遼(むさしの村L.T.C)、第3シードの松村怜(あおやま庭球塾)らシード勢が順当にベスト8へ進出。一方の女子も、第1シードの小坂莉來(LYNX TA奈良)や第2シードの市岡梓奈(グリーンテニスプラザ)、第3シードの上村睦実(名古屋LTC)らシード勢が準々決勝へ駒を進めた。

2回戦後、優勝候補の筆頭である各カテゴリーの第1・第2シードの選手に話を聞いた。

小坂莉來(14歳以下女子第1シード)
「全国大会で第1シードとして出場するのは初めてだったけど、緊張することもなくいつも通りのテニスができてよかった。(自分の武器について)自分から展開していって、どんどんコートの中に入って最後はボレーで決めるテニスが理想。いつも通りの自分のテニスで優勝したい」

市岡梓奈(14歳以下女子第2シード)
「初戦はプレッシャーもあり、硬くなって相手にリードを奪われた場面もあったけど、弱気な気持ちを強気な気持ちに変えて修正することができた。(自分の武器について)粘り強くラリーして、相手を前後左右へ動かすテニスが得意。昨年はこの大会を棄権して悔しい思いをしたので、今年は優勝したい」

鈴木流斗(14歳以下男子第1シード)
「緊張した面もあったけど、試合に入ったら伸び伸びと自分のプレーができたと思う。プレー面で意識しているのは、相手の予想を超えられるようなプレー。ストロークでは軌道の高さやスピードを変えるなど、いろいろなボールで相手を崩したい。今大会はもちろん優勝したいけれど、最後まで諦めずに自分のプレー(いろいろなボールで自分から先に仕掛けていく攻めのプレー)をやっていきたいです」

田畑 遼(14歳以下男子第2シード)
「初めての全国選抜ジュニアで雰囲気も分からず緊張してしまった。ただ、リードされた場面もあったけど、調子が悪い中でも相手コートの深いところにしっかりボールを入れることができるようになった。しっかり立て直して自分のプレーができるようになったのはよかったと思う。(意識していることは)いろいろなプレーで相手に揺さぶりをかけること。僕は体が小さいので、ベースラインで打っているだけでは単調になってしまう。スライスを打ったり、サーブ&ボレーをしたりさまざまなプレーでポイントを取りたい。今大会は優勝したい。また、諦めてしまうようなボールでもしっかり追いかけて、攻められても我慢してプレーできたらと思います」

大会1日目、14歳以下男女1・2回戦の結果は下記をチェック! なお大会2日目の5月13日(木)は、12歳以下男女の1・2回戦とコンソレーション1・2回戦が予定されている。


※カッコ内[ ]の数字はシード

〈14歳以下/女子1回戦〉
小坂莉來[1](LYNX TA奈良) 6-1 6-0 島村桜良(与野テニスクラブ)

池田花珠(ラスタットTC) 6-4 2-6 11-9 渡辺葵依(NBテニスガーデン)

沢代榎音(H・Y・S) 6-3 6-1 徳本芙優(FUKUI.JTT)

早坂来麗愛[5](ウイニングショット) 6-4 2-6 10-5 成澤寿珠(吉野テニス企画)

山髙心慎[4](佐世保LTC) 6-7(5) 7-5 10-4 荒川愛子(ラボキッズJr)

藤井小夏(LYNX TA奈良) 6-2 6-2 小林柚葵(荏原SSC)

日下部光優(SYT月見野) 6-2 6-2 中尾陽花(チェリーTC)

布川 優[7](大磯TA) 6-3 6-2 三橋柑愛(サムライPAL)

野口妃与里(ウイニングショット) 3-6 7-6(5) 10-8 堀口藍未[6](ROUGH福岡)

奥出彩帆(今立TC) 6-0 6-1 小田島衣吹(宮の森SC)

窪田結衣(愛媛トレセン) 3-6 6-2 10-5 有馬璃音(あじさいMTCアカデミー)

上村睦実[3](名古屋LTC) 6-3 7-6(4) 石井心菜(グリーンテニスプラザ)

山本 晄[8](MAT Tennis Academy) 6-1 6-2 玉木梨緒(CSAT)

森下結有(三重GTC) 6-2 2-6 10-4 宇田芽衣(ウイニングショット)

阿部千春(丸亀TC) 6-0 6-4 丸岡幸代(きたひろテニスポタ)

市岡梓奈[2](グリーンテニスプラザ) 7-6(5) 6-3 上方璃咲(あじさいMTCアカデミー)

〈14歳以下/女子2回戦〉
小坂莉來[1](LYNX TA奈良) 6-3 6-2 池田花珠(ラスタットTC)

早坂来麗愛[5](ウイニングショット) 6-3 6-0 沢代榎音(H・Y・S)

藤井小夏(LYNX TA奈良) 6-1 6-0 山髙心慎[4](佐世保LTC)

布川 優[7](大磯TA) 6-1 6-2 日下部光優(SYT月見野)

奥出彩帆(今立TC) 6-2 6-1 野口妃与里(ウイニングショット)

上村睦実[3](名古屋LTC) 7-5 6-4 窪田結衣(愛媛トレセン)

山本 晄[8](MAT Tennis Academy) 6-3 6-2 森下結有(三重GTC)

市岡梓奈[2](グリーンテニスプラザ) 6-0 6-1 阿部千春(丸亀TC)


〈14歳以下/男子1回戦〉
鈴木琉斗[1](TCコ・ス・パ八尾南)6-2 6-2 渡邉栞太(Tension)

古川蒼空(シーガイアテニスアカデミー) 6-3 6-3 勘米良 羚(RKKルーデンステニスクラブ)

中村匡尚(岩手中学校) 6-2 4-6 6-4 櫻井義浩(SYSテニスクラブ)

駒田瑛人[5](ラボキッズJr) 6-1 6-3 安藤大和(J STRUCT)

太田 周(長崎TLD) 4-6 7-6(0) 6-3 義基 耀[4](三重GTC)

源 拓真(TEAM KIT) 6-3 6-3 長尾冠奎(SKOPテニススクール)

加藤 慶(袋井クラウンクラブ) 7-5 6-2 阿部素晴(ワタナベTC)

川西飛生[8](TEAM KIT) 6-3 6-2 佐藤夏向(吉田記念テニス研修センター)

尾崎奏多(ラボキッズJr) 6-3 2-6 6-3 山内結月[7](フミヤエース市川TA)

高橋央太郎(First-J Junior Team) 6-4 2-6 6-4 安生竜輝(宇都宮サンTC)

今井力輝(HIDEテニスアカデミー) 6-1 2-6 7-6(6) 小林兼輔(桜田倶楽部)

松村 怜[3](あおやま庭球塾) 6-4 3-6 6-1 辻本悠嗣(GETT)

戸邉悠真[6](吉田記念テニス研修センター) 6-0 6-0 原中景音(あけぼのTC)

香川荘太(PDT) 6-3 7-5 荒木聖琉(DJTT)

三好碧生(パブリックTE) 6-2 6-0 高野洸平(GASC TT)

田畑 遼[2](むさしの村ローンTC) 6-3 6-1 中川琉成(アサヒTC)

〈14歳以下/男子2回戦〉
鈴木琉斗[1](TCコ・ス・パ八尾南) 6-2 6-3 古川蒼空(シーガイアテニスアカデミー)

駒田瑛人[5](ラボキッズJr) 7-6(4) 6-2 中村匡尚(岩手中学校)

太田 周(長崎TLD) 6-1 6-0 源 拓真(TEAM KIT)

川西飛生[8](TEAM KIT) 7-5 6-4 加藤 慶(袋井クラウンクラブ)

尾崎奏多(ラボキッズJr) 6-2 7-5 高橋央太郎(First-J Junior Team)

松村 怜[3](あおやま庭球塾) 6-4 6-1 今井力輝(HIDEテニスアカデミー)

戸邉悠真[6](吉田記念テニス研修センター) 6-3 6-4 香川荘太(PDT)

田畑 遼 [2] (むさしの村ローンTC) 6-1 6-3 三好碧生(パブリックT.E)