【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】◆先週の血統ピックアップ・5/8 NHKマイルC(GI・東…

【栗山求(血統評論家)=コラム『今日から使える簡単血統塾』】

◆先週の血統ピックアップ

・5/8 NHKマイルC(GI・東京・芝1600m)
 中団を追走したダノンスコーピオンが馬場中央から抜け出し、外から迫るマテンロウオリオンをクビ差抑えました。ロードカナロア産駒がNHKマイルCを制したのは初めてです。ロードカナロアはこの勝利により、現3歳世代に限定したJRA種牡馬ランキングでトップに躍り出ました。

 2位はドゥラメンテ、3位はディープインパクトです。母レキシールーは牝馬ながらカナダの年度代表馬に選ばれた名牝。ケイアイファームが100万ドルで購買し、日本に連れてきました。

 母方にサドラーズウェルズを持つロードカナロア産駒は、サートゥルナーリア、パンサラッサ、キングオブコージ、キングエルメスといった活躍馬が出ています。

 父ロードカナロアは基本的にはスピード型の種牡馬ですが、この配合は中距離をこなすタイプが目に付き、産駒の平均勝ち距離は1674mと、同産駒全体の1486mを大きく上回ります。芝1600mの重賞を連勝したので、現状、ダノンスコーピオンのベストがマイル戦ですが、ゆくゆくはもう少し長めの距離をこなしてくる可能性があります。

 ちなみに、同日行われた新潟大賞典(GIII)は、同じ安田隆行厩舎のロードカナロア産駒レッドガランが優勝しました。同厩舎、同種牡馬の仔が同日に重賞を勝ったことになります。

◆今週の血統注目馬は?

・5/14 邁進特別(2勝クラス・新潟・芝1000m)
 新潟芝直線1000mに強い種牡馬はロードカナロア。2012年以降、当コースで産駒が20走以上した61頭の種牡馬のなかで連対率24.0%は第2位。当レースに産駒が登録している種牡馬のなかでは第1位です。娘のバトーデュシエルは今回が初の芝千直。前走、1勝クラスを勝ち上がったばかりですが、好枠に恵まれればおもしろいでしょう。