2022年5月8日にクライミングW杯ボルダリング第2戦男子決勝が、韓国・ソウルで行われた。結果は藤井快が優勝、楢崎智亜が2位、緒方良行が3位に入り日本勢が再び表彰台を独占した。優勝した藤井快は自身では4年ぶり、W杯通算5勝目を挙げた。 日本…

2022年5月8日にクライミングW杯ボルダリング第2戦男子決勝が、韓国・ソウルで行われた。結果は藤井快が優勝、楢崎智亜が2位、緒方良行が3位に入り日本勢が再び表彰台を独占した。優勝した藤井快は自身では4年ぶり、W杯通算5勝目を挙げた。

日本勢から決勝に進出したのは藤井快、楢崎智亜、楢崎明智、土肥圭太、緒方良行の5名。ファイナリスト6名のうち5名を日本人選手が占めるという結果となった。


楢崎 智亜 / © Dimitris Tosidis/IFSC.

決勝第1課題から第3課題までは、緒方良行がわずかな差ながら首位をキープ。藤井快、楢崎智亜もこれに続き、優勝争いを繰り広げる中で最終課題に臨むかたちとなった。

勢いに乗る緒方であったが、最終課題にてムーブに失敗し完登はならず。優勝の可能性は藤井と楢崎(智)の2名となったが、続く藤井は3トライ目で完登し意地を見せる。

続く楢崎(智)はアテンプト数を重ねてしまったが、4トライ目にて完登。最終課題を完登したのは藤井、楢崎(智)の2名であったが、僅かなアテンプト数の差で藤井が上回り優勝に輝いた。


photo by JMSCA

更に緒方は3位でフィニッシュし、日本勢がW杯表彰台を再び独占した。兄(楢崎智亜)と初めてW杯決勝を戦った楢崎明智は5位、土肥圭太は6位でフィニッシュとなり、表彰台に上ることはできなかったがファイナリストを日本人が占め、改めて日本勢の強さを見せつける結果となった。


藤井 快 / ©Dimitris Tosidis/IFSC.

女子決勝も同日に行われ、米国のナタリア・グロスマンが優勝。圧倒的な強さで全課題完登を達成した。

日本勢では青柳未愛が唯一の決勝進出。決勝では完登はゼロに終わり、6位でフィニッシュした。野中生萌は8位、伊藤ふたばは15位で、決勝進出はならなかった。


優勝したナタリア・グロスマン / Dimitris Tosidis/IFSC.

日本人選手 結果

男子
1位:藤井 快(TEAM au)
2位:楢崎 智亜(TEAM au)
3位:緒方 良行(B-PUMP)
5位:楢崎 明智(TEAM au)
6位:土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)
11位:高田 知尭(鳥取県山岳・スポーツクライミング協会)
15位:井上 祐二(大阪府山岳連盟)
20位:吉田 智音(奈良県立青翔高等学校)
21位:石松 大晟(Base Camp)

女子
6位:青柳 未愛(日本大学)
8位:野中 生萌(無所属)
15位:伊藤 ふたば(TEAM au)
28位:倉 菜々子(愛知県山岳連盟)
38位:菊地 咲希(日新火災)

The post 藤井快がボルダリングW杯で優勝!更に日本男子が圧倒的な強さを誇り上位を独占。 first appeared on FINEPLAY.