スーパー王者ビボルに判定負け、海外記者も続々報道「カネロに番狂わせ!」 ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチの7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アル…

スーパー王者ビボルに判定負け、海外記者も続々報道「カネロに番狂わせ!」

 ボクシングのWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチの7日(日本時間8日)、米ネバダ州ラスベガスで行われ、挑戦者のカネロこと4団体統一世界スーパーミドル級王者サウル・アルバレス(メキシコ)がスーパー王者ドミトリー・ビボル(ロシア)に0-3で判定負け。2013年9月のフロイド・メイウェザー(米国)戦以来、キャリア61戦目で2度目の黒星(57勝39KO、2分け)。まさかの結末となったが、海外記者からは厳しい指摘も上がっている。

 ボクシング界に衝撃が走った。リング上で「来い、来い」と挑発するなど余裕を見せ、終盤にはビボルを肩で持ち上げるなど、驚きの振る舞いも見せたカネロ。しかし、試合は中盤以降に主導権を握られ、判定は「0-3」という現実。戦前は圧倒的優位とみられながら、9年ぶりの黒星を喫した。

 ツイッター上では、海外記者から厳しい声も。米スポーツ専門局「ESPN」のマイク・コッピンガー記者は「カネロ・アルバレスが2013年フロイド・メイウェザー戦以来の敗北。接戦でもなかった」と指摘。「ESPN」で記者を務めていたスティーブ・キム氏も「カネロは今でも素晴らしいエリート選手だが、今夜はライトヘビー級ではないことを示した。カネロが一番苦戦したのはビボルのスキル。サイズの問題ではなかった」と評した。

 英ラジオ局「トークスポーツ」のマイケル・ベンソン記者は「ドミトリー・ビボルがカネロに番狂わせ! P4Pの王者をアウトボクシングで倒し、全会一致の判定勝利。ワオ!」と驚きを表現した。ボクシング界にとってはサプライズといえる結末となった。(THE ANSWER編集部)