■5月7日/明治安田生命J1第12節  清水エスパルス 0ー2 川崎フロンターレ(アイスタ) 前半のうちに得点を重ねるこ…

■5月7日/明治安田生命J1第12節  清水エスパルス 0ー2 川崎フロンターレ(アイスタ)

 前半のうちに得点を重ねることができた川崎フロンターレは、2点リードで試合を折り返すことができた。ACLでの戦いから帰国し、リーグ再スタートの初戦。アウェイ清水エスパルス戦は、14分に圧巻のコンビネーションと個人技を生かして脇坂泰斗がネットを揺らすと、32分にマルシーニョが追加点を奪った。

 左ウイングで先発したマルシーニョはキレキレのドリブルを披露、車屋紳太郎は縦パスを次々と入れてはドリブルでの持ち上がりも織り交ぜるなど、選手のコンディションも悪くなさそうに見えた。しかし、後半に入ると試合の様相は変わった。

 清水が、中山克広に代えて神谷優太、ホナウドに代えて松岡大起と、選手2人を変えて修正をして挑んだことも影響したが、清水が川崎ゴールに迫ろうとする場面が多くなった。58分に清水はさらに攻撃的な選手を1枚交代し、直後の61分に鬼木達監督は知念慶ジョアン・シミッチの2枚替えで流れを引き戻そうとしたが、安定したボール保持には至らなかった。チョン・ソンリョンの好セーブで耐えしのいだほか、山根視来が珍しくイエローカードをもらう場面もあったほどだ。

 川崎は前半に5本のシュートを放ったが、後半にはそれがわずか1本に減少。日本平に照り付ける太陽の強さもあって、足を気にする選手が増えていった。

■鬼木監督「ああいうところで何ができるか」

 前後半で一変した内容について、鬼木監督は「体がきつくなってきた後半の途中、ああいうところで何ができるか、そこを誰が仕切るのか、そういうところまでどんどんできるようになればもっともっと良くなる」と話し、やはり満足はしていなかった。「入りのところではしっかりとボールを動かし、相手がいやがる位置で小まめにポジションを取りながらやってくれた」と評価した前半とは、違ったものだった。

 それでも、勝ったことの意義は大きい。ACLでの体力的・精神的負担を乗り越え、隔離機関を挟んでのアウェイ戦。さらに、日本平の暑さ、こうしたものをはねのけて完封勝利を手にしたのだ。ここの結果は、今後の流れに大きな影響を与える可能性があった。

 次節は5月14日、等々力での福岡戦だ。試合間隔は1週間空く。通常の日程間隔ではあるが、直近の過密日程を考えれば川崎にとっては一息つける時間といっていい。

 アジア制覇の夢が途絶えた今、国内3冠と3連覇が目標となる。その先に、来季のアジアでのリベンジがある。

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