男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は7日、シングルス準決勝が行われ、第7シードのC・アルカラス(スペイン)が第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-7(5-7),7-5,…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は7日、シングルス準決勝が行われ、第7シードのC・アルカラス(スペイン)が第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-7(5-7),7-5, 7-6(7-5)の逆転で破り、決勝へ進出した。試合後、アルカラスは「明日の決勝を戦う自信がついた」と語った。
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今月5日に19歳の誕生日を迎えたアルカラスは、準々決勝で第3シードのR・ナダル(スペイン)を6-2, 1-6, 6-3のフルセットで破り、史上最年少で大会ベスト4進出を決めた。
初対戦の両者。アルカラスは第1ゲームからブレークに成功して幸先の良いスタートを切るが、タイブレークに持ち込まれると、2度のミニブレークを奪われて第1セットを落とす。
第2セット、互いにサービスキープが続くなか、アルカラスが粘りのプレーで第12ゲームにこの日2度目のブレークに成功し、1セットオールとする。
勝負のファイナルセット、サービスキープが続いて迎えた第10ゲームでアルカラスがマッチポイントを掴むもジョコビッチが凌ぎ、この日2度目のタイブレークに突入。3度のミニブレークを奪ったアルカラスが3時間35分に及ぶ熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトで試合後のアルカラスのコメントを掲載し、「何が(僕とジョコビッチの)差だったのか分からない」と語った。
「僅差の試合だった。第2セットの終盤には、彼にブレークするチャンスがあったんだ。第1セットもタイブレークではとても接戦だった。正直なところ、何が勝敗を分けたのかわからないよ」
「これで、明日の決勝を戦う自信がついた。本当に良い試合ができたと思うし、これからのシーズンでも世界のトッププレーヤーと対戦して彼らに勝つことができると思うので、とても自信になる」
「僕はただ結果を出すこと、世界のトップと肩を並べるためにすべてのトーナメントで良い試合をすることを心がけているんだ」
「明日はマイアミのときと同じように決勝に臨む。2度目のマスターズ1000の決勝を戦えることは本当に幸せだ」
今季4勝目に王手をかけたアルカラスは決勝で、第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)と第4シードのS・チチパス(ギリシャ)の勝者と対戦する。