■インダストリア
【中間調整】2走前に中山芝マイルのジュニアCで完勝、続く芝2000mの弥生賞は2番人気に推されたが、道中緩いペースのなか力んでしまい、4角では進路を塞がれる不利もあって5着に敗退に終わった。序盤の走りからすると、現状は断然マイルのほうが向いていそう。前走直後にNHKマイルCを目指すことが決定し、放牧でリフレッシュ。4月13日に美浦へ戻り、調整が進められている。入厩当初はじっくりケアに専念し、21日に坂路で終いを伸ばしたのが初時計。馬自ら重心を沈めており、放牧で緩んだ雰囲気はなさそうだ。1週前となる28日のウッド調教にはD.レーン騎手が騎乗。序盤はどうしても力んでしまったが、名手がしっかり制御するとラストは古馬2勝クラスをあっさりパスして1馬身の先着を果たした。
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【最終追い切り】1週前追いで負荷はしっかり掛かっており、最終追いは単走でリラックスさせるような内容。それでも活気十分の雰囲気で進み、直電では単走とは思えない気迫を見せて豪快に駆け抜けている。集中力があり気持ちの面で乗りに乗っているようだ。
【見解】1週前では力んでしまうなど精神面のブレを感じさせた。しかしそこでレーン騎手がしっかり追ったことで、今週は操縦性がガラッと良化。最後までブレなく素軽い動きで、楽に好タイムをマークした。実戦の騎乗だけでなく、調教でも“レーンマジック”が炸裂したのかもしれない。文句なしの好気配。
総合評価「S」
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著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。















