国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日が6日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われている。7位から出た21歳・安田祐香(NEC)は、2バーデ…

国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日

 女子ゴルフの国内メジャー今季初戦・ワールドレディスサロンパス杯第2日が6日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で行われている。7位から出た21歳・安田祐香(NEC)は、2バーディー、1ボギーの71で通算3アンダー。ホールアウト時で暫定4位につけている。安田いわく、グリーンは初日よりもスピード感を増し、2019年4月にオーガスタナショナル女子アマチュアで経験したオーガスタナショナルGC(米ジョージア州)の高速グリーンよりも「速く感じた」と表現した。

 安田が連日の「我慢のゴルフ」でスコアを伸ばした。フェアウェーキープは14ホール中4度。前日の7度を下回りながら、ことごとくアプローチ、パットでピンチを脱出した。2日間でボギーは1つのみ。「このコースはボギーを出さなければ、上に行ける」の思い通りになっている。

 初めてコンビを組んだ清水重憲キャディーは、イ・ボミらを優勝に導いてきた名キャディーだが、この日のグリーンの速さを「14フィートは男子よりも速い」と表現したという。主催の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)側は、大会前に「グリーンの速さは13フィートまでにする」と伝えていたものの、連日の晴天でグリーンはより硬く、速くなっている。

 安田も「昨日よりも速かった」と言った。19年4月には、マスターズが開催され、「ガラスのグリーン」とも称されるオーガスタナショナルGCをオーガスタナショナル女子アマチュアで経験しているが、「あの時よりも今日の方が速く感じました」と実感を込めた。

 もっとも、安田は高速グリーンが好きだという。理由は「もともと、ショートしがちなので」と言い、「こういう速いグリーンだと最後のひと転がりで入ってくれます。今日もそうでした」と笑顔を見せた。

 全体的に選手のスコアは伸びておらず、71で回った安田は大きなアドバンテージを得た形。これを生かし、残り2日も全力で戦い抜く。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)