国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日開幕 女子ゴルフの今季国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。4日は、昨年大会女王の西村優菜(スターツ)が会見。今季出場8…

国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日開幕

 女子ゴルフの今季国内メジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯が5日、茨城GC西C(6680ヤード、パー72)で開幕する。4日は、昨年大会女王の西村優菜(スターツ)が会見。今季出場8試合でトップ10入り5度と好調だが、優勝はない。勝負どころのパットが決まらないことが理由だ。この日はプロアマ戦で同組の日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林浩美会長から貴重なアドバイスを受けた。2連覇へ「ドキドキ、ワクワク」と心境を明かした。

 西村はラウンド中、小林会長に相談していた。

「『ここは入れたい』という時のパットが外れています。一筋違うという感じの惜しいパットです。ショットの状態はいいので、パットがかみ合っていけば、もう少し良くなると思うのですが……」

 小林会長は自身の経験も踏まえ、西村にアドバイスした。

「入れたい気持ちが強すぎるんですよ。それが今、集中すべきことを上回っているのでは。だから、そういう時こそ淡々とやってみたらどうですか」

 金言を受け、西村も改めて「ワンショットに集中」の大切さを感じ、「とてもありがたったです」と言った。

 昨年大会最終日は首位と3打差からスタートし、67で鮮やかな逆転優勝を飾った。大会記録の通算14アンダー。ツアー通算2勝目は初のメジャー優勝だった。

「長いコースでも、戦えたことが自信になりました。『飛ばない』ことのネガティブ思考がなくなり、それがその後の試合に繋がりました」

「高い目標を持って、このメジャーに向けて調整してきました」

 ワールドレディスサロンパス杯は09年から茨城GCで開催されている。同GCは東西各18ホールを有し、昨年は東C開催で今年は西C開催だ。西村は「コースも違うので、気持ちは(優勝していない)他の試合と変わらないです」と表現し、戦いのプランを語った。

「高い目標を持って、このメジャーに向けて調整してきました。ただ、西も距離は長くて、グリーンは小さいので、東と違う難しさがあります。なので、セカンドショットの精度を大事にしたいです。外してはいけないところがたくさんありますし、ピンを狙いたいホールでも、真ん中に打つことが必要になります。毎日、アンダーパーを出したいです」

 今季は西郷真央が出場7戦4勝と独走中。今大会も優勝候補No.1だ。だが、総合力の高い西村への期待も高まっており、「今週はいろんな感情がありますが、ドキドキ、ワクワクしています」と声を弾ませた。その思いを胸に、初日は西郷、三ヶ島かなと午後0時20分に10番からスタートする。(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)