AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了した。セントラル開催となった今季のACLグループリーグ…
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了した。セントラル開催となった今季のACLグループリーグでは、横浜F・マリノスが4勝1分1敗のグループ首位で決勝トーナメント進出。J1では4位につけているなか、ACLをきっかけに首位を奪取できるか注目だ。横浜FMのACLで見えた逆襲への鍵は。
■多くの選手を起用しつつ首位通過
昨季のJ1リーグで2位フィニッシュとなり、ACL2022に参戦することとなった横浜FM。
今季はJ1で10試合を終えて5勝3分け2敗の成績を残しており、現在4位。戦術浸透度の高さからなる流動的なメンバー変更が大きな特徴となっている。
横浜FMはその武器をアジアの舞台でも遺憾なく発揮。6試合で24人を起用して、誰が出ても横浜FMらしいサッカーを展開できることをACLでも証明し、堂々の首位通過を果たしている。
■「CF・トップ下」コンビの安定化
流動的にメンバーを変えて戦う横浜FMだが、今回の6試合のなかでCFとトップ下のコンビが固定されつつあった。特にアンデルソン・ロペスと西村拓真のコンビは相性抜群。
CFのアンデルソン・ロペスは後ろ向きで受けて味方に預け、ビルドアップを円滑にしつつ得点を記録。西村は豊富な運動量を誇り、攻守に奔走しつつも2列目から飛び出してゴールに絡めるタイプのトップ下だ。
グループステージで前者は2ゴール、後者は1ゴールを記録。今シーズンの公式戦全体で見てもそれぞれ6ゴールと5ゴールを決めており、チーム内の得点ランキングでは1位と2位。
マルコス・ジュニオールやレオ・セアラなど強力なライバルとしのぎを削りつつ主力を張るこの2選手は、J1に戻っても再びチームを勝たせることだろう。
■角田涼太朗が新境地開拓へ
現在の横浜FMで成長著しいのが角田涼太朗。
角田は大学ナンバー1のCBとして昨季途中に入団。2021シーズンはJ1で1試合の出場に留まったものの、今季はすでに5試合出場している。
ケヴィン・マスカット監督の信頼をつかんだ22歳はACLでは5試合プレー。そのうち4試合はCBではなく左SBとして出場した。
本職ではないポジションでのプレーのため、自身の前にいるエウベルのサポート用の位置取りがズレるなどしていたが、それでも安定したパフォーマンスを披露。第3節シドニーFC戦では決勝点を決めて1-0での勝利に貢献した。
まだ永戸勝也の牙城を崩すには至っていないものの、左CBと左SBをこなせる万能型DFとして新境地を開拓しつつある。
果たして、ACLでも安定したパフォーマンスを見せつつチーム戦術を上積みしている横浜FMは、J1の舞台で猛威を振るうことができるだろうか。