AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了した。セントラル開催となった今季のACLグループリーグ…
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグの全日程が終了した。セントラル開催となった今季のACLグループリーグでは、ヴィッセル神戸が2勝2分のグループ首位で決勝トーナメント進出。J1では苦しい戦いが続くなか、ACLをきっかけに復調を果たせるか。ヴィッセル神戸がACLで得たものは。
■新指揮官が決勝トーナメントに導く
4月8日に就任したばかりのミゲル・アンヘル・ロティーナ監督の下、ACLに挑んだ神戸。
すると、J1リーグでは10試合で4分け6敗と大きく出遅れたものの、アジアの舞台で復調。2勝2分けでグループJを首位で通過することに成功した。
決勝トーナメントでは、8月18日に予定されるラウンド16で横浜F・マリノスと対戦。今季のJ1では対照的なパフォーマンスを見せてきた両チームの対決に注目が高まる。
果たして、神戸はACLでつけた勢いそのままに国内でも猛威を振るうことができるか。
■上海海港の辞退が吉と出る
グループJでは、上海海港が新型コロナウイルス対策のロックダウンを理由に辞退。3チームで争うことになり、試合数も6から4に減少した。
これで日程に余裕ができたことにより、神戸は他の組よりもトレーニングに時間を割けるように。新指揮官であるロティーナ監督の戦術を浸透しやすくなった。
その結果、攻守に安定感が増して4試合で10得点3失点。最終戦を前にして決勝トーナメント進出を決めていたため、最終節の傑志戦では中盤でルーキーの日髙光揮をスタメン起用し、戦術の浸透を優先させることもできた。
さらに、この試合では武藤嘉紀が2か月ぶりに復帰して得点を記録。J1での戦いを前にして頼れるFWが復活したこともポジティブな要素だ。
■セレッソ大阪時代のコンビ復活
ACLでは、4-2-3-1を基本フォーメーションとして採用。このシステムのなかで、2CHとしてコンビを組んだのが山口蛍と扇原貴宏だった。
かつてセレッソ大阪やロンドンオリンピックで共演した2人。まだチーム全体として2人の良さを発揮できていないものの、山口が左ハーフスペース、扇原が相手2トップの間に移動してポジションの棲み分けもできており、ビルドアップの形は完成に近づいている。
現在はアンドレス・イニエスタやセルジ・サンペールが負傷離脱しているために山口と扇原の2人をCHとして並べたはずだが、復活を遂げた山口・扇原コンビが今大会でスタメン出場した試合は2勝1分け。
J1リーグにてイニエスタやサンペールが復帰しても、この2CHは継続して起用されるかもしれない。果たして、7年ぶりに復活したこのコンビは神戸を再開から脱出させられるだろうか。